●●の時間(2016/05/16 一部修正)
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「よし。なら次だ。この場で土下座して俺に謝罪しろ。地面に頭を擦り付けながらな。しなかったらどうなるか、分かるよな?」
鷹岡はニヤけ面を浮かべ、起爆リモコンをこれ見よがしと見せつけながら、そう指示してきた。全く以って不愉快極まりない。
が、いまは病欠組の命が掛かってるんだ。そんなことを言ってる場合でもない。俺は鷹岡の目の前で土下座し、謝罪の言葉を口にしようとした。
「俺は鷹――」
俺が謝罪の言葉を口にしようとした瞬間、強い衝撃が俺の頭部と身体を襲い、謝罪の冒頭で言葉が止まってしまった。衝撃の正体は当然のことながら、鷹岡の炎の試作型疑似玉璽を使った蹴りだ。
炎の試作型疑似玉璽を使った蹴りということもあって、俺の頭部からは血が垂れて来ている。
「おら、どうした?謝罪の言葉が聞こえてこねぇぞ!」
鷹岡はそう言い終えると、更に蹴りを放ってくる。俺の身体はゾル家体質の恩恵で拷問等の痛みに対してある程度の耐性も付いていたから、どれだけ鷹岡に蹴られても苦痛の声を上げることもない。
が、痛くない訳ではないので、俺の中でストレスが着実に溜まって行く。謝罪の言葉が聞こえねぇ?てめぇが言わせようとして無いだけだろうが!!
……それからどれだけの時間が経っただろうか?土下座状態の俺は微動だにすることなく鷹岡に蹴られ続け、鷹岡は肩で息をしながらも、狂喜の笑い声を挙げていた。
「ぎゃはははは!所詮お前はA・Tが無ければ何もできないガキだったってことか!?俺に蹴られて、服もズタボロの状態で無様だな、おい!」
「……………」
「けどな、俺が受けた屈辱はこんなもんじゃないんだよ!!」
鷹岡はそう叫ぶと、今までで一番いい一撃を俺の背中に放った。常人なら背骨が折れてたかもしれない一撃だ。
「そうだな。ここでお前を殺すのは簡単だが、それじゃあ面白くない。………よし!お前の女を犯そう!!」
………今、こいつは何と言った?
「お前、付き合ってる女がいるんだろう?確か、クラスのマドンナ―――神崎有希子だったか?お前の手足を斬り落として、達磨にしてからお前の目の前で神崎を犯してやろう」
有希子を犯す?今、こいつはそう言ったか?舌舐めずりの音が聞こえる。俺の聞き間違いではなく、本当に言った証拠だ。
「いや、どうせならクラスメイトの女子全員をお前の目の前で犯してやろう。自分のせいでそうなったと思うと、相当堪えるだろ?都合よく、お前のクラスの女子は上玉が多い。俺もそれなりに楽しめそうだ。
それに男の前で泣き叫び、よがり狂う女と何もできず怒り狂うお前を想像するだけで、俺は今にも絶頂を迎えそうだ」
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