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魔法少年ウィザード☆マギカ 絶望を希望に変える指輪の魔法使い(仮)
プロローグ 契約…そして今…
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翔遅い!
お?可愛いリボン!」
「え?そうかな?派手すぎない?」
「とても素敵ですわ」
今俺とまどかが挨拶したのは
志筑 仁美
(
しづき ひとみ
)
と
美樹
(
みき
)
さやかだ
同級生で友人だ、仁美はお金持ちのお嬢様で才色兼備な奴で
さやかは…うん…アホとしか言えない…
「ん!?今、物凄く馬鹿にされた気がする!?」
と、勘が鋭いという良い点はあるが…結局バカだ
俺の親友である
上条 恭介
(
かみじょう きょうすけ
)
とは幼馴染だ
恭介は気付いてないだろうが…仁美とさやか、どちらもが恭介の事が好きだ。
LikeではなくLoveの方で、だ
ちなみに余談だが、恭介に「お前は本当に鈍いな」と言ったら
「君が一番、人の事は言えないと思うよ?陽翔?」と言われた
何故だ…解せぬ…
「―でね?ラブレターじゃなくて、直に告白できるようじゃなきゃ駄目だって」
「相変わらずまどかのママはかっこいいなぁ!美人だし、バリキャリだし!」
「そんな風にきっぱり割り切れたら良いのですが…はぁ」
「羨ましい悩みだねぇ…」
「良いなぁ…私も一通ぐらい貰ってみたいなぁ…ラブレター…
(
結局、陽翔君にだけど…
)
」チラッ
「ん?どうかしたか、まどか?」
「あ!ううん!!なんでもない!!」
「?そうか?なら良いんだが」
恋バナを話している女子の中に入る気もなく
後ろから普通に着いて行っていたが、まどかにチラッと見られたので
聞いてみるが、なんでもないと返されたので深くは聞かないようにする
まぁ…俺は男だからな、女子の会話の詮索をするのは愚の骨頂だろう
「ほうほう…まどかも仁美みたいにモテモテな美少女に、変身したいと…
そこでまずはリボンからイメチェンですかな?」
「ち、違うよ!これはママが―」
「さては…ママからモテる秘訣を教わったなぁ!けしからん!
そんな破廉恥な子は…こうだ!!」
「いや!ちょ!やめて!や…やめ…あはははは!」
「ふふふ!可愛い奴めぇ!でも男子にモテようなんで許さんぞぉ!
まどかは私の嫁になるのだぁ!」
…朝っぱらからこういう会話はするものじゃないだろうが…
…それに男子である俺がいる中でこんな話するか…普通
しかも…ここ…公衆の面前というか…同中学校の生徒達の登校中の時間だぞ
その時、仁美と目が合って…
「…こほん」「…ごっほん!」
と二人でわざと咳払いした。
「うぇ…?」
「へ?」
…ようやく気付いたのな…やれやれだぜ
☆
キーンコーンカーンコーン…キーンコーンカーンコーン
チャイムと同時に我らが担任、
早乙女 和子
(
さおとめ かずこ
)
先生が入ってくる
ちなみに余
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