大事なこと
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
急に嘘臭くなった。いや、最初っから嘘臭かったけど。わけのわからない世界に来るまで、ごくごく普通の生活をしていたんだぞ?友達と飲んで、リア充を妬むような生活から生きたり救世主だぁ?んなもん、信じられるか!?
「あ、そうそう、これがブレイヴガン。これでサンたちエヴァを強化・目覚めさせることが出来るのよ」
いやいや、そんな重厚感すごそうな銃渡されても、ね?いや、その前に聞くべき点があるだろ俺!
「えっと、それをサンに向けて『撃つ』で使い方あっているのかな?」
「そうよ」
危ないだろ・・・。それを撃ったら死んでしまうだろ!?どうやって強化するんだよ!?
「これはマスターの魔力を動力にして発動するから、怪我の心配は無いわ。魔力消費はそれほど大きくないみたいだけど、撃ち過ぎには注意してね」
いやいや、こんな何のとりえもない俺に魔力なんてあるわけないから。それに怪我の心配がないとはいえ、銃口を向けるのには抵抗がある。
「けれど、エヴァに目覚めさせるにはそれなりの信頼関係が必要になってくるわ。エヴァは年頃の女の子たちだから少しは気をつけてよ」
一瞬何か頭をよぎったぞ?なんだ、何だろう。ことの一瞬でもいいかもしれないと思ってしまうような何か・・・。
『エヴァは年頃の女の子たちなんだら少しは気をつけてよ』
多分、このあたりなんだよな。どこだろう・・・。
『年頃の女の子なんだから』
ん?ちょっと待てよ?
『年頃の女の子』
これかー!?
「ちょといいか、お前!」
「いきなり『お前』呼ばわり?私には『イザナミ』って名前があるの!で、なんなの?」
「エヴァってのは女の子だけなのか?」
なんだよ、その不思議そうな顔は?まあ、軽蔑はされるようなこと行ってないから大丈夫なはずだ。
「ええ、そうだけど・・・。それがどうかしたの?」
「ああ!重要なことだ!引き受けるぜ、その『救世主』とやらを!」
イザナミとサンが唖然と引いている。
「『ラストサマナ―』がこんなので大丈夫なのかしら?」
イザナミは頭を抱えた。おそらく、『救世主』の名誉を利用しエヴァの女の子からチヤホヤされようとしていると思われたか?無論そのつもりだが。
「ま、まあ、みんな呼んで、ご飯にでもしよう?ね?」
どうやら、他にも『エヴァ』がいるらしく、呼ぶためか笛を吹いた。さて、他の『エヴァ』との対面だ。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ