第3章 リーザス陥落
第53話 ヒララ合金を求めて
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んてガキ臭い事はオレ様は言わんのだ」
「何をどうしたら、アンタに靡くって言うのよ。馬鹿」
「はぁぁ……良かったです」
「そうよね……」
「感動的な再会ですかねー」
一行はとりあえず全員を救出する事が出来たのだ。
ランスはやや不満だった様だが、ミリ達とヤル約束をしたという理由で、やる気満々だったから、一先ずさっさと帰る事に同意した。
「ふふ、コーンと幸せにな?」
「あ、はい! ありがとうございました!ミリお姉様っ!」
「ん? お姉様??」
「あ、何でもないのっ! コーン、気にしないで!」
別れ際にミリの事をお姉様と言うカーナ。当然だろうと思うが、疑問符をコーンは浮かべていたが、カーナは強引に話を反らせていた。
「いや、がまんならーーんっ! 殺して、オレ様がいただーく!」
ラブラブなカーナとコーンを見せられ続けて、遂に我慢? の限界が来たのだろうか? ランスは剣を構えてしまった。……が、当然ながら、それが実行される事はない。
「炎の矢」
志津香の炎がランスに直撃したからだ。
「うぎゃちゃぁぁ!」
それも、結構強めにしかけた魔法だった。
「人の恋路を邪魔するひとは、うしに蹴られて死んでしまうですかねー」
「はぁ、ほんとに馬鹿なんだから!」
とりあえず、火傷をしてしまったランスだったが、ギャグっぽかったので、問題なさそうだった。
〜烈火鉱山 入口〜
「がははは、とっとと帰って、やるぞ? ミリ、トマト!」
「トマトは絶対イヤですかねー。私はユーリさんじゃなきゃ、トマト、感じる自信ないですかねー」
「何をぅ! 今度こそはオレ様のハイパーテクとハイパー兵器でアヘアヘにしてやる!」
「やれやれ、体力は問題ないんだが、本当にテクがなぁ……?」
「哀愁漂わせながら言うんじゃあない!! お前が明らかに異常なのだ!」
その後、燃やされたと言うのに、ギャグっぽいとは思ってもそれなりに燃えたと言うのに、いつも通りに戻ってしまっているランス。
それは置いといて、ランスもさじを投げる程の不感症娘と両刀使いがここにいる事にも驚きだ。 カスタムの女性は逞しすぎる?と思える。
「あのランス相手にここまで言わせるとはな……。恐るべしはカスタムの女、といったところか?」
「カスタムって、……何だか、括られるのは釈然としないわ」
志津香もため息を吐いていた。自分はまともな部類に入ってるのに、と言わんばかりだ。
「……事あるごとに、人の脚を踏む娘も此処に有りってか?」
「なんか言った!?」
「いてっ……。何でもないって……」
ユーリも何されるか判っていたと言えるのに、言っちゃう所を見ると…
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