暁 〜小説投稿サイト〜
ランス 〜another story〜
第3章 リーザス陥落
第53話 ヒララ合金を求めて
[19/23]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
んてガキ臭い事はオレ様は言わんのだ」
「何をどうしたら、アンタに靡くって言うのよ。馬鹿」
「はぁぁ……良かったです」
「そうよね……」
「感動的な再会ですかねー」

 一行はとりあえず全員を救出する事が出来たのだ。
 ランスはやや不満だった様だが、ミリ達とヤル約束をしたという理由で、やる気満々だったから、一先ずさっさと帰る事に同意した。

「ふふ、コーンと幸せにな?」
「あ、はい! ありがとうございました!ミリお姉様っ!」
「ん? お姉様??」
「あ、何でもないのっ! コーン、気にしないで!」

 別れ際にミリの事をお姉様と言うカーナ。当然だろうと思うが、疑問符をコーンは浮かべていたが、カーナは強引に話を反らせていた。

「いや、がまんならーーんっ! 殺して、オレ様がいただーく!」

 ラブラブなカーナとコーンを見せられ続けて、遂に我慢? の限界が来たのだろうか? ランスは剣を構えてしまった。……が、当然ながら、それが実行される事はない。

「炎の矢」

 志津香の炎がランスに直撃したからだ。

「うぎゃちゃぁぁ!」

 それも、結構強めにしかけた魔法だった。

「人の恋路を邪魔するひとは、うしに蹴られて死んでしまうですかねー」
「はぁ、ほんとに馬鹿なんだから!」

 とりあえず、火傷をしてしまったランスだったが、ギャグっぽかったので、問題なさそうだった。






〜烈火鉱山 入口〜



「がははは、とっとと帰って、やるぞ? ミリ、トマト!」
「トマトは絶対イヤですかねー。私はユーリさんじゃなきゃ、トマト、感じる自信ないですかねー」
「何をぅ! 今度こそはオレ様のハイパーテクとハイパー兵器でアヘアヘにしてやる!」
「やれやれ、体力は問題ないんだが、本当にテクがなぁ……?」
「哀愁漂わせながら言うんじゃあない!! お前が明らかに異常なのだ!」

 その後、燃やされたと言うのに、ギャグっぽいとは思ってもそれなりに燃えたと言うのに、いつも通りに戻ってしまっているランス。

 それは置いといて、ランスもさじを投げる程の不感症娘(トマト)両刀使い(ミリ)がここにいる事にも驚きだ。 カスタムの女性は逞しすぎる?と思える。

「あのランス相手にここまで言わせるとはな……。恐るべしはカスタムの女、といったところか?」
「カスタムって、……何だか、括られるのは釈然としないわ」

 志津香もため息を吐いていた。自分はまともな部類に入ってるのに、と言わんばかりだ。

「……事あるごとに、人の脚を踏む娘も此処に有りってか?」
「なんか言った!?」
「いてっ……。何でもないって……」

 ユーリも何されるか判っていたと言えるのに、言っちゃう所を見ると…
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ