第3章 リーザス陥落
第53話 ヒララ合金を求めて
[16/23]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
っていった。
「全く……何でこう落ち着きが無いのかね? 男共は」
「あんたのせいでしょ!」
「うぅ……ミリさん、止めてください。ユーリさんはそんな事しませんし……襲われそうになるユーリさんは見たくないですぅ」
「トマトも反対ですよ! 《ユーリさん争奪戦!》は お互いイーブンじゃないといけないですかねー!」
「あはは、マジで冗談だって。あいつら からかってたら止まらなくなってな?」
ちゃそば達相手に無双状態のユーリとランスを見ながら笑う。手を出さなくても問題ないと思える状況だったから、思う存分笑っていたようだ。
「ったく、アンタと言いロゼと言い……」
「ま、志津香もトマトくらいに自分に素直になる事だな? ……真面目な話だ。いつ、誰がどうなるのかなんて、誰にも判らないんだからな」
ミリは、そういうと一瞬、ほんの一瞬だけ表情を変えた。
「……絶対、それが絶対で、当たり前なんて事は、この世には無いんだからな。いつ、終わりがくるか、判らないんだからな」
「……うるさいわね」
突然、真面目な顔をされてそう言われても普段のミリを見てきているから、志津香は素直にうなずけなかった。そんな志津香を見てミリは更に笑う。そして、次に。
「ははっ! かなみも頑張んな」
「うひゃい! わ、わたしですかっ!? ゆゆ、ユーリさんとなんて……お、恐れ多くて……で、でも……」
かなみの方へと向かったのだ。彼女は 志津香よりは素直そうだ、と以前から感じていたから。
そして、初々しくて美味しそうな所も皆 同じだと思っているから。。
「ふふ、これが終わったらかなみ。ユーリも含めてオレと3Pをs「コラっ! お前らさぼるんじゃない!!」へいへーい!」
ランスが大声で呼んだ。
一体一体は全く問題にならない強さだが、流石に四方八方に囲まれてしまえば鬱陶しいのだろう。
「わ、私も行きます!!」
「うりゃあ! アイテム屋兼冒険者・トマトの実力を見せてやるですかねー!! レンゴク〜! ですかねーー!!」
かなみとトマトは、ちゃそばに向かって突進していった。
「さっさと片付けるわよ!」
志津香も無数の卵に、ちゃそばに囲まれている奥へと向かっていった。
「気持ち悪い連中だね! さっさと死ねっ!」
ミリも剣でちゃそばを蹴散らしながら進んでいく。傍にはカーナもおり、彼女も複数ではなく、単体でならミリと一緒に問題なく戦える程の実力を持っている様だ。
「ふふ、背中は預けるぜ?」
「あ、はいっ! お姉様っ!」
ミリの言葉にキュンときたようで、更に気合が入るカーナだった。……身体のキレがイマイチ悪いミリには本当に僥倖だろう。
ちゃそばクイーンとの一戦。
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ