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ソードアート・オンライン〜Another story〜
GGO編
第200話 彼の元へ…
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き笑いをしている様な笑みでそう呟く。それを訊いたリズが、微笑みながら頷いた。
「そう、よね。昔っから、そんな奴らよ。……っていうか、似た者同士過ぎるのよね。あの2人。変な所がそっくりで……危なっかしいんだから。今だって、大会中、バトルロイヤルだから、自分以外は、あいつら互いは別だとしても、他は皆敵の筈なのに、その敵のプレイヤーを守ったりとか、しそうだしね」
リズのその言葉を訊いて、自然と全員が吸い寄せられる様に壁の大スクリーンを見た。
マルチ画面のそこかしこで、銃口が眩いエフェクトフラッシュを迸らせている。ALOとは比べ物にならない程のもの。でも、そこにはリュウキやキリトの名前は映らないし、あの2件以降は死銃と死神の2人も映らない。
考えてみれば、この場も誰もリュウキとキリトのGGOでのアバター外見は知らない。だからどこかの画面に、名前付き主観キャラではなく、対戦相手として表示されても判らない。
しかし、とにかく画面の右端のプレイヤーリストには《RYUKI》と《Kirito》の名前はまだ存命だ。他のプレイヤーたちがすごい勢いで【DEAD】ステータスに変わっていくのに、彼らは【ALIVE】のまま。
と言う事は、戦場となっているこの広大な島であの死神と死銃、リュウキとキリトが秘めやかな戦いを繰り広げているのだろう事は想像ができる。
「っ!」
レイナは、勢いよく、立ち上がった。
それを間近で見た クリスハイトは、やや ぎょっとしてしまう。
「――私、何かしたい」
目に貯めた涙を、ぱっと 散らばせながら、レイナはそう言っていた。
「GGOに入ったって、何も出来ないのは判ってる。でも、それでも、せめて 彼の、……リュウキくんの傍で 一緒にいたいっ」
彼を支える。支え続ける。
それは、あの世界で出会い、自分の弱さの全てを見せてくれたあの時から、ずっと思ってきた事だった。
「うん。……私も同じ。同じ気持ち」
アスナも頷いた。
「リュウキくんは、どこからあの世界に入ってるんですか?」
レイナは、シィにそれを訊く。今、無防備な状態にある彼の身体は、彼は何処でいるのか、と。
そして、殆ど同時にアスナも行動をしていた。
「リーファちゃん。キリトくんは、自分の部屋からダイブしているんじゃないのよね?」
アスナは、一緒に暮らしている妹であるリーファにそれを確認していた。
レイナの言葉を訊いて、シィは やや表情を暗める。
「リュウキさんは、御自宅から入っています。私の一存だけで決める事はできかねますので、綺堂さんに連絡を」
シィがそう言った時だ。
「待ってください。お姉さん。……私の元に、ダイレクト通信映像が入
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