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ソードアート・オンライン〜Another story〜
GGO編
第200話 彼の元へ…
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と頷くと続けた。
「……ただ、何故こんな事を あの死銃と呼ばれる者は」
心底嫌悪し、そして 恐れさえしてしまう今回の事件。まだ全容は説明をしていないものの、その表情を見て、そして訊いて アスナは声を上げた。
「……クリスさん、シィさん。《死銃》は、私たちと同じ、SAO生還者よ。しかも 最悪と言われた殺人ギルド《ラフィン・コフィン》の元メンバーだわ」
「っ!?」
「……本当かい? それは」
アスナの言葉を訊いて、驚きの表情を浮かべるシィと、驚きつつ、秘めやかな声をあげるクリスハイト。 その場にいた レイナ、そしてクラインも頷いた。
「……それが、今回の殺人事件の理由、なんだと思う。名前までは思い出せない。でも、私、私とレイナ、クラインは《ラフコフ討伐戦》に参加しているから。……あの世界が終わっても、まだ
殺人
(
レッド
)
プレイヤーでい続けたかったから、彼らはこんな恐ろしい事を」
ぎゅっ……とアスナは、唇を噛みしめる。レイナも、その握られた手が震えていた。
「ちょ、ちょっとまってって! まずは、本当にどうやって そんな恐ろしい事してる?
それを
(
・・・
)
可能にしてるっていうの? そこが大事じゃん! それに、本当に キリトやリュウキは大丈夫なの? その理由は一体なんで?」
アスナの言葉を訊きながらも 一番大切な部分を訊くのはリズだ。
シィの言葉が嘘だとは思えないが、それでも……、その理由だけは訊いておかなければならないから。
「すみません。順を追って説明します。私。いえ……、
彼ら
(
・・
)
が導き出した、今回の全容を……」
シィはゆっくりと話していた訳じゃない。声のトーンも変わっていない。それでも ゆっくりと、そして さっきよりも低く感じるのは、気のせい等ではないだろう。
シィの口から語られたのは、GGOでリュウキがキリトやシノンに答えていたその結論と全く差異のないモノだった
《現実世界》と《仮想世界》
2つの世界を繋げた殺人方法。
全てを訊いたこの場のメンバー。
場が静まり返ったのも無理はないだろう。
「ちっ……!!」
一番初めに、舌打ちではあるが、声、音を発したのは クラインだった。
クラインは嫌悪しながら、拳を固く握り締め、思い切り カウンターを殴りつけた。
「奴らは、あの畜生どもは いつもそうだ! あの手、この手と手口を変えて……、あの世界でも何人もを……クソがぁっ!」
殺人ギルドに殺されたプレイヤーは何人も知っている。攻略組でも犠牲者が出たのだから。だからこそ、許せないのだろう。
そして、アスナは、立ち上がった
「シィさん、クリスさん。私は、私たちは、2人が。キリト君と、リュ
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