第五十九話 【SAO編】
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ターはポリゴンを撒き散らして崩壊する。
「ダメージは有るみたいですね」
「だな」
「クライン。もう一つ試したいのですが」
武器を装備状態から唯の手持ちに変えてもらいソードスキルが発動するか確かめて貰った。
結果は否。
武器を装備していないとソードスキルは発動しないようだ。
さらに左手に持ち直して攻撃してみたり、複数人で実証してみた所、今の段階では装備しようとただ手で持っていようとダメージに差が見られない。
「ふむ…」
俺は考えをまとめる。
「なあ、こんな事をして何か意味があるのか?普通に装備すりゃぁ良い事だろう?」
「いえ…そうですね。クライン、その海賊刀を貸してくれませんか?」
「あん?これか?…まあ良いけどよぉ」
ほらよっと差し出された海賊刀を受け取るとそのまま左手に持つ。
するとちょうど良くリポップした一体のイノシシ型の敵へと向かう。
まず右手に持った海賊刀で一撃、すかさず左手で二撃。
体に染み付いた二刀流。
三撃目を放つ前にHPを全損させていた。
そろそろここらでは本当に相手にならないようだ。
「なんだそりゃぁ!」
「まあ当然の結果か」
「すげぇなっ!手数が倍じゃねえか!」
「とは言えお勧めはしませんね。二刀流なんてスキルがある訳じゃないですし、ソードスキルが使えるわけじゃない。それに素人に二刀流は本当に難しいですよ?」
「そっか…そうだな。やはりソードスキルは重要だよな」
と言うかソードスキルは普通に考えたらこの世界での生命線だろう。
システムアシストによる連撃。
決まれば大ダメージが期待できる。
それに片手武器ならば空いたほうの手に盾も装備できる。
盾は重要な防御手段でもある。
序盤の今ならばさらに重要だろう。
その後、右手の武器は装備し、左手の武器をそのまま手持ちにしたままソードスキルが発動するか試してみた所、イレギュラー装備扱いになるのかソードスキルは発動しないようだった。
ただし、二本目を鞘に戻し、腰に射すなどして手を開けていればソードスキルは問題なく発動するようだ。
通常攻撃でのダメージ効率を取るならば二刀流もいいだろうが、咄嗟のときにガードが出来ず大ダメージ食らう事も考えられるし、ソードスキルの連撃の方がはるかに効率が良いのかも知れない。
素人はやらないほうがいいね。
それでも保険にと俺は海賊刀をもう一本買い、腰に吊るすのだった。
浮遊城アインクラッドに閉じ込められて数日。
日中のクラインとの狩りを終え、さて、夜のソロ狩りに出かけようと城門を目指す。
はじまりの街には先駆者を見習い声を荒げて募集するもの、すでに決ま
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