第五十九話 【SAO編】
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?」
「聞きたい事?まぁ、別に良いがよぉ、今腹減ってるからどっかその辺のレストランで良いか?」
「構いませんよ」
レストランなどは利用するお金が無かったので今まで利用して来なかったため、俺はとりあえず青年についていく事にした。
道すがらお互いの名前を交換した。
クラインと言うらしい。
レストランのテーブルに着く。
ウェイトレスNPCがメニューを持ってくるが、残念ながら俺には利用するだけのコル(お金)を持っていなかった。
「注文しねぇのか?」
手前に座ったクラインが尋ねる。
「フィールドに出た事が無くて持ち合わせが心もとないんですよ」
クラインは「そっか」とつぶやいた後、自分の注文を二個ずつ頼んだ。
すぐさま注文した料理を運んできたウェイトレスNPC。その料理を半分俺の方へと強引に配膳した。
「まずは食え!オレがおごってやっからよぉ。話はそれからだな」
その行動に目をぱちくりさせて戸惑ったが、素直にその好意を受け取って食事を開始する。
この人かなりお人よしだ。
こういう人って結構好きだな。
このソードアートの世界では空腹が存在する。
その飢餓は食べ物アイテムの摂取でしか緩和できない。
まあ、食わないでいても死ぬわけでは無いだろうが、飢餓感が無くなる事は無い。
食事は簡素なサンドイッチとソフトドリンクだったが、この一週間で初めてのまともな食事だった。
目の前の軽食を食べ終えると、クラインの方から話を戻した。
「それで?オレに聞きたい事って?」
「あ、それはですね…」
俺は今現在分かっている敵の種類、攻撃方法、比較的安全な狩場、有効なスキルなどを質問した。
俺の質問に細かく回答してくれたクラインには感謝しても仕切れない。
はじまりの街から出てすぐのエリアに居るモンスターは動きが単調であり、直線的で、冷静に戦えば割と簡単に倒せるらしい。
しかし、安全を考えるならば、最低二人以上でPTを組んだほうが良いだろうとのこと。
ソードスキルを使えば1対1ならばまず負けることは無いようだ。
しかし、囲まれれば命の保障は無いわけで、そう言った場合はやはりPTを組んでいるほうが対処が可能だろうと。
ソードスキル。
魔法の無いこの世界で、言わば必殺技のような物か。
システムアシストにより規定のモーションを発動すればオートでまかなってくれる物らしい。
しかし、初動にはどうしてもほんの僅かだが溜めのようなチャージ時間が掛かり、さらに技の終了後には反動により規定の秒数硬直してしまうようだ。
ゾクッ
硬直中に敵に攻撃されればひとたまりも無いのではないか?
それは大技に対する弱点と
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