第五十九話 【SAO編】
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らトーチューカソーを取り出してNPCに渡す。
「おお!コレはまさしくトーチューカソー。これで店に出せるアイテムが増えます。御礼の印をお受け取りください」
渡されたのは耐毒ポーションが10個と…スキル?
いつの間にか空いてるはずのスキル欄が埋まっていた。
えと…『アイテムの知識』?
一緒に来たクラインがショップのレパートリーを確認するとどうやらアイテムが増えていたようで。
「お、耐毒ポーションだってよ。へぇ、時間は短いが事前服用型か。…しかし少したけぇな」
商品を確かめた後クラインが俺に問いかける。
「それで?報酬はなんだったんだ?」
「耐毒ポーションが20個と…えと、スキル『アイテムの知識』です。…ただ、さっき入手した空スロットが埋まってしまいました」
「…それは…どんな効果なんだ?」
選択の余地無しに埋められたスキルほど今の状況で困る事は無い。
次は『隠蔽』を取ろうと思っていたのに…
「……使用したアイテムの効果が増えるみたいですね。…熟練度初期値だと…3%くらい増えるらしいです」
「微妙だな…」
「はい…」
「クエスト発生条件はなんだったんだ?」
「たぶん、このショップで連続売買回数とか、その金額量とかじゃないですかね」
「…なるほど、しかし、俺らも次に取るスキルは決めてるし、検証のしようが無いな。…まぁそれは情報を流しとくから、誰かが検証するだろ」
「ですかね…」
さて、この『アイテムの知識』であるが、検証の結果、今現在では誰も取らないほうが良いと言う結論が出た。
熟練度を上げるためにはアイテムを使用しなければならないのだが、使用するアイテムと言うのは基本ポーションの類だ。
しかし、生命線であるポーションは今の稼ぎでは凄く高価なものなのだ。
熟練度上限が1000レベルなこのSAO内で、今取ってもほぼ腐る事が確定している。
とりあえず分かった事は情報はリークすると後はこのスキルをどうするかだ。
得てしまった以上腐らせるのはもったいない。
と言うことで、戦闘後のヒールは俺が受け持つ事になった。
そのおかげかレベルが上がるにつれてパーセントも増えるようで今現在は6%に上昇している。
うーむ、なんかこの作業にはすこしデジャブが…
かなり昔だが、精神力増強をしてた頃を思い出すね…
この地道さがなんとも…
まあ、今度のコレは金食い虫だけどね!
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