第五十九話 【SAO編】
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リンゴーン、リンゴーン
けたたましく響く鐘の音が突如として事件の始まりを告げる。
ここはVRMMO『ソードアート・オンライン』アインクラッド大一層の『はじまりの街』
全てはこの鐘の音と共に始まった。
さて、あの海鳴での事件から数年が過ぎた頃、俺は又しても大きな事件に巻き込まれる事になった。
どうやら俺は騒動に巻き込まれる運命にあるらしい。
その日、俺はたまたま懸賞で手に入れた世界初のVRMMORPGである『ソードアート・オンライン』を物は試しと思い、ようやく一般家庭でも普及し始めたフルダイブ装置≪ナーヴギア≫を装着してサービス開始初日を迎えた。
ちょうどその日は母さんとソラ、なのは、フェイト、それと久遠とアルフ。つまり俺以外のメンバーは少し遅めの文化祭の代休と、土日が重なり4連休と言う事で今日の朝からミッドチルダに居るはやての所に遊びに行っていた。
とはいえ、高校生である俺には代休は存在しないので今回は遠慮したのだが、皆が戻ってくる間に、ある種のあこがれでもあるVRMMOを体験してみようと思ったのが運の尽き。
アニメやラノベ、さらにネット小説なんかが好きならば知っているのではないか?
VRMMORPGにおける一つの都市伝説を…
そう、デスゲームである。
つい先ほど、強制転移ではじまりの街へと戻された俺達は、アバターをどうやってか現実の美醜を再現され、このゲームの開発者である茅場晶彦によってデスゲームの始まりを告げられた。
ゲーム内での死が現実での死と言う現実に皆驚き、大いに困惑している。
終いにはこのアインクラッドの巨大な浮遊城であるこの監獄の淵から飛び降りるプレイヤーが出る始末だ。
そのプレイヤーはこんなの出鱈目だと証明するために自ら命を絶った。
結果、ただ一人の死者が増えただけだったが…
しかし、自らの行動で生死を選べた人たちはまだ幸運だろう。
なぜなら、このゲームにダイブするために装着しているナーヴギア。コレの取り外しでも死ぬと言う徹底振りだ。
外部から外された彼らには自ら選ぶ権利すらなかったのだから。
一時間が経ち、二時間が経ち、時間が経過するごとに信憑性が高まり、終には誰もがこれがデスゲームであると疑う事は無くなったのである。
ヘッドギア型のナーヴギア、それ自体が人質を兼ねた爆弾になった瞬間だった。
さて、問題が変わるがこのナーヴギア。脳信号をキャンセルする事に対してはすばらしく高性能であるようだ。
いくらマルチタスクで思考を分割しても一考に現実に戻る気配が無い。
さて、こう言った場合、デスゲームを開始した茅場晶彦氏から住所データは政府に送られているだろうし、真っ当な政府ならば直ぐに所在確認を行なう
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