22話
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「なんでだよ。じぶ・・「ほっとこうぜあんな奴」
と一夏が反論しそうになってたのを俺が止める。こうゆうのは無視した方が早い。
「ふうん、そういうこと言うの。自分の立場がわかってないみたいね」
と、余裕しゃくしゃくな相手は警備員を呼ぼうとする。
「何事ですか?」
「あの、あの男たちが痴漢をしてきたんです!」
「なにぃ?ちょっとあんたら警察に突き出してやる!」
と息巻いている警備員さんと、後ろで嗤っている女の人を見て、俺はため息をつく。
「あのさぁ警備員さん。じゃあ監視カメラ見せなよ。それでわかんだろ」
「あ?いいから来い!」
と俺を引っ張ろうと襟首を掴むが、おれはしっかり足腰に力を入れているのでビクともしない。
「な、なんだ?抵抗するのか!」
と、今度は殴ってくるのでその手を払い背後に回って殴った腕をがっちり極めた。
「いてててててて!こ、こんな事が許されると思っているのか!暴行罪だぞ!」
「いや、あんたが殴りかかってきたからだろ。あ、この無線借りるね。すいませーん何か濡れ着着せられたみたいなんで監視カメラの映像持ってきてくれませんかー?」
と言ったら何人かの警備員が俺たちのところへ来る。
「な、なんだね??なんでこんな事になっているんだ?」
「あーこの人がいきなり殴ってきたんで。あ、それ借りますね」
とどうやら監視カメラの映像が観れるようなものを持ってたので適当に電源を入れて確認をする。
「ほら、ここ見てよ。何もしてないのに警備員呼んでるでしょ?あの女性が言って来たんだよ。どうなってんのここ?客に客のもの並べさせてるわけ?訴えても良いんだよ?」
と少し怒り気味になると警備員たちも慌てている。そしてあの、言ってきた女性も紛れて何処かへ行こうとしているので捕まえる。
「ひっ!」
「元はと言えばアンタが原因なんだ。この落とし前、どう付けてくれるのかなぁ?」
女性はさっきとは打って変わって焦っているし、警備員たちはどちらとも強く出れないのでオドオドしている。
「あのさぁ。いくら今が女尊男卑の風潮だからって、アンタみたいに何もしてないでふんぞり返ってるやつは何も言えないんだよ。そんなのもわかってないのに調子に乗ってんじゃねえよ」
「お、おい泰人。落ち着けって」
「あ、すまん。少し熱くなってたな。取り敢えず別に、訴える気とかもうアンタ見てたら可哀想になってきたしもういいや。だから、(さっさと失せろ)」
最後だけ低く小さな声でその女性に声をかけると慌てたように逃げた。そして恐る恐ると言った感
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