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IS〜もしもの世界
22話
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ー某日ー



「ふいー、これくらいにすっかー」


「手合わせありがとうございました、枢木殿」


「・・・・・・」


「む・・・どうされました?」


「あのさあ、その殿とか、敬語そろそろ止めて欲しいんだが・・」


「いえ、目上の人には尊敬の念を、と言われておりますので」


「いや俺たち同い年だし。それになんかムズムズするから止めて欲しいんだ」


「泰人殿の剣は私より年季が入っていて、相当、修練を積んでいるのがわかります」


「うーん・・・コレは一夏とかとやってる内に身に着いた事だし、箒の方が剣技は上だよ」


「・・・泰人殿がそうおっしゃるならそうなのでしょう」


「あ、その泰人殿も止めてほしいんだが」


「む・・・泰人がそう申すなら致し方ありませんね」


「ありがとう。その方が助かる」


「じゃあ俺は一夏呼んで朝食行ってくるわ」


「あ、それなら私も一緒に行っても良いでしょうか?」


「いいよー。じゃあ先一夏誘ってるから後で合流しよう」


「分かりました」







ーそれから30分後ー



「コンコン、一夏?起きてるかー」


「・・・・・・・・」


「まだ寝てるっぽいな。しゃあねえ。起こすか。入るぞー?」


ガチャリ。


「げ」


「あ?」


そこには全裸のラウラにキスされそうになって押さえつけられてる一夏の姿があった。


「・・・お楽しみのとこ失礼した。ガチャ」


「待て待て!泰人。お前は勘違いしてる!盛大に!」


「何処をどう見ても勘違いなんてして無い。じゃあな、授業には遅れるなよ」


「あきらか、俺が襲われてるだろーが!!!!」



この後ラウラから「夫婦は毎日こうするんだろう」とか言っていた。・・・ラウラに嘘吹き込んだやつ、会ったらしばく。



「い、一夏、いるか?せっかくだし泰人達と朝食を取ろうと思ったのだが」


「お、箒ちょうど良かった」


「?なんでラウラがいるんだ?」


「一緒に食べたいんだとさ」


「そうか」



一夏を襲ってたのはバラしても面倒なのでさっさと食堂へ誘導する。


「ふう、助かったよ泰人。・・・ん?ラウラ、眼帯外したんだな」


「ああ、・・教官は元の目になってるんだな?」


「教官?」


「ああ、枢木教官のことだ」


「お前もかよ・・・教官とか別にいらねーよ。泰人って呼んでくれて構わん」


そしてラウラにプライベートチャネルで


「目って「コレ」のことか?」



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