010話
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なんだかんだで全員出る気満々なメル一行、このままでは埒が明かないのでメモに使っている紙を破き細いくじにして3つの紙の先を赤く塗るジーク。
「このままでは決まらんな。即席ですまないがくじを作った、これで決めよう」
「おおっ!ナイスアイディアジーク!!」
「んじゃさっさと選んでひくっすよ!!」
「せぇの!おりゃ!!」
全員がそれぞれくじを持ち一気に引き抜く、そして赤くなったくじを引く事が出来たのは………
「やったぁ当たりだ!!」
「おいらも当たりっすよギンタ!」
「おお頑張ろうぜジャック!!」
まずはギンタとジャックが決定、そして残りの一名はというと……
「最後の一人誰や?自分は外れやったわ」
「私じゃないよ」
「私も違うわ」
「俺もだっと言う事は」
「俺、のようだな」
残った最後のくじ、それを持っていたジークが最後のメンバーのようだ。
メル選出メンバー:ギンタ、ジャック、ジーク。このメンバーに決まり早速台に上がろうとするギンタを制止するジーク。
「まあ待て、いきなりキャプテンが出るのも味気が無い。それにもしもお前が一番最初に負けては元も子もない」
「むぅ……一理あるな」
「一理所ではないわ、少し落ち着かんかギンタ。ではジーク、おぬしが行くのか?」
「ええミスター、ギンタいいな」
「……ああ!やっぱりキャプテンって最後に出た方が様になるもんな!」
キャプテンの了承も得た所で競技台へと上がるジーク、それを確認したかのようにチェスの駒からは仮面をつけた男が台へと上がってきた。仮面の下から覗かせている瞳は妙にぎらついている。
「それではロドキンファミリー、レノ!そしてメル、ジーク!!」
遂に始まる戦い、落ち着くはらっているジークに周囲からは不安の声が漏れている。
「おいあのジークという奴大丈夫なのかなぁ」
「さぁな……諦めちまってるのかな」
「鎧とか剣付けてるけど……ARM持ってねぇのか?」
ARMを基本とする戦いでウェポンARMではない剣を使用すると思われる風貌に不安と諦めの声がする。だがそんな声などジーク自身もメルのメンバーも気になどしていなかった。特にギンタとスノウは酷く落ち着いていた。
「ギンタ、ジークのあの剣はARMなのか?常にウェポンARMを発動させているなど聞いた事がないが」
「いやあれはARMじゃないらしいぞ?」
「な、何だって!?」
明らかに通常の武器を超越するような魔力を放っているのにも拘らずあれはARMではないと言われ驚愕するアルヴィス。
「魔剣って奴らしいぞジークの剣は」
「魔剣………?」
「うん、ジークさんの剣は普通のARMとは全く違う。でもそれでもガーディアンARMを両断出来るだけの力を秘めてる。大丈
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