010話
[1/4]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
ウォーゲームの参加資格テストの翌日、遂に始まろうとしているチェスの駒との戦争。既にメルのメンバー全員は準備が出来ており今か今かと戦いの時を待っていた。そしてメルの前へと姿を現すウォーゲームの進行役兼ジャッジをするポズン。
「夕べは良く眠れましたか?」
「ああぐっすりだ!」
「久しぶりにふかふかのベットで眠れたっす!」
「それは良かった、ではウォーゲームのルールを説明いたします」
1.2つのサイコロの目の数でフィールドと人数を決める。この際、各チームで参加者を決めるが指定人数より少なくても構わない。その場合は勝利した誰かが足りない人数分戦う。
2.参加者が各チーム1人ずつ戦う。最終的にチームごとの勝者数を比べて、チームの勝敗を決める(団体戦)
3.負けたチームに所属している上に、個人で敗れた者は以後のウォーゲームへの参加資格を失ってしまう。負けたチームに所属していても、個人で勝利していれば以後のウォーゲームにも参加可能である。
4.ここまでの団体戦を、全ての参加者が参加資格を失うか、キャプテンが個人戦で敗北するまで、繰り返し行う。
「以上がルールとなります、何かご質問はございますか?」
「否無い、さっさと始めてくれ」
「キャプテンは決めて御座いますか?例外としてチームの勝利数が多くても、キャプテンが負けてしまえば、"ウォーゲーム"は終了となるので注意して下さい」
「それなら決まってるぜ!俺だ!!」
「お名前を」
「ギンタだ!」
メル:キャプテン ギンタとメモするポズン、決定前はアルヴィスやジークが候補に挙がっていたがメルを事実上引っ張っているのはギンタという事でギンタに決定した。
「ではまずレギンレイヴ姫!」
ポズンがそう声を上げると城のバルコニーにこの城を治めている姫が現れそこから二つのサイコロを投げる。落とされて赤と青のサイコロ、地面に落ち数回回転した後停止した賽の目。示された数字は3と4。
「決まりました、まず最初のサイコロで人数は3人と決定。そして戦いの地はこのレギンレイヴフィールド!!」
大声を上げると城の一部の地面が大きく割れていく、其処からせり上がって来たのは石造りの競技台、その上で戦えという事なのだろう。そして暗い影から対戦相手と思われる4人組が現れる。筋肉隆々の大男に仮面をつけた男、大きな鉄球が付いた棒を担いでいる女。
「あの方々がチェス第一のチーム"ロドキンファミリー"です。ではそちらから選出される3人をお決めください」
「じゃあまずキャプテンの俺が!」
「俺が出るか?様子見程度なら適任だろう」
「ジーくんが出るなら私もー!」
「それじゃあ私も!」
「嫌々おいらが行くっすよ!」
「ここは自分の力を見せてやってもええで?」
「いや俺が行こう」
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ