暁 〜小説投稿サイト〜
陸軍兵士が誤って海軍鎮守府に移籍させられてしまったようです
新たな貸出兵!?
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分かれ手当り次第に情報を集めることにした。一先ず場所さえ分かれば後はどうにでもなるからな


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「(…李悠、鎌倉市にある陸軍基地の場所が分かった。バイクを止めた場所まで来てくれ俺も今向かってる」

「流石早いね〜了解、すぐ向かうね〜」

数分かけ街を歩く人々に話しを聞いたあと李悠に無線を入れる。話を聞いた所北西の方角へ道なりに向かえば着くそうだ。何故こんなに急いでいるかというと情報収集中に兄貴から無線が入り艦娘との模擬戦闘の日程が三日後に決定されたからだ。その為早めに資材を集め優に対物用の武器を製造してもらわなければならなくなったんだ。


「(…なんか揉めてんな)」

バイクを止めた街の入口近くに着くと何かを囲むようにして柄の悪い男共が溜まっているのが見える。しかも何かに怒鳴り声を上げゲラゲラと笑っている。

「ちょっと悪いが退いてもらえるか」

「あん?なんだテメェ」

「…お前らが囲んでるバイクは俺のなんだ。急いでるから早く退いてくれ」

「はぁ?お前のバイクだ?悪いが今をもってこのバイクは俺のものになったんだ。残念だったな」

ゲハゲハとリーダーらしき男が高笑いすると周りの男共も気持ち悪い声で笑い出した。

「…待たせて悪かったな李悠。お詫びにこれをやるよ」

「ん?あ、葉巻(シガー)だ〜ありがとう暗闇〜」

「おい!テメェら嘗めてんのか!俺の話を無視するなんていい度胸してんじゃねぇか!」

「…ふぅ、やっぱりこれだねこれ。紙巻じゃ物足りなかったんだ〜」

葉巻(シガー)もいいが俺は煙管の方が好みだな。はぁ…持ってこればよかったか…」

懐から最後の煙草を取り出し火を着ける。李悠に手渡したのは李悠が好んでいた葉巻(シガー)。早くも渡した葉巻(シガー)に火を着けて吸い始めている。まぁ、話を聞いて回ったんだこれくらいの休憩はしてもいいだろう

「くそが!とことん嘗めてくれてんじゃねぇか!ブチ殺すぞおら!」

「はーいスト〜ップ。一歩でも動いたら〜動いた奴全員脳天ブチ抜くからね?」

今にも殴りかかろうとする男に李悠が銃口を向ける。おいおい…面倒事は勘弁だって言ったばかりだぞ?

「軽率な態度をとるのはやめておけ死ぬぞ?」

「っち!どうせ脅した撃てやしねぇ。行くぞ野郎ども」

「はーい動いた」

ズガンっと鈍い音が響き次に何かが倒れる音が続く。李悠がコルトでリーダーらしき男の脳天を打ち抜いたのだ。この男は李悠の行動勘違いしていた。貸出兵は依頼の進行を邪魔する人間を殺すことを躊躇わない。李悠はその貸出兵の副部隊長だ撃たない訳がない

「ほ、ホントに撃ちやがった!?」


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