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陸軍兵士が誤って海軍鎮守府に移籍させられてしまったようです
新たな貸出兵!?
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「あ〜そう言えばまだ対人用の武器しか持ってなかったね〜」

「準備は戦いの基本だからな。優も工廠にいるみたいだし丁度いいだろ?」

「そうだね。対人用から対物用に改造するのにどれくらい時間がかかるのかも知りたいしね」

「あら?貴方達見ない顔ね?新しく配属された方かしら?」

次に向かう場所を話し合っていると後ろから声をかけられる。振り向くと大人びた女性が少し困った顔をしてこちらを見ていた。

「はい、つい先程こちらに配属された暗闇と言います」

「僕は李悠だよ〜君の名前は?」

「私は赤城。そのピアス…貴方達は貸出兵の方達?」

「はい。こちらの司令官さんから長期滞在依頼と言うことでしばらく配属と言うことになりましたのでこれからお願いします赤城さん」

「よろしくね〜赤城ちゃん」

「えぇこちらこそよろしくね。「赤城さん、行きますよ」あ、御免なさいそれじゃあ私は行くわね」

にっこりと赤城は笑顔を残し少し離れたところに立っている女性の元へと小走りで向かっていった。

「さて、工廠に向かうぞ。早めに武器の改造と調達をしなきゃならないからな」

「そうだね。急ごうか〜」



−−−−−−−−−−−−−−−−−−−



「ん?…おぉ暗闇に李悠じゃねぇか。司令官との話は終わったのか?」

「その事で少し話があるんだがいいか?」

「おぉ、いいがどした?」

「…鎮守府ここの艦娘達と模擬戦闘をすることになったんだが生憎手持ちの武器は全部対人用の武器で対物用の武器がないんだ」

「成程模擬戦闘に備えて対物用の武器を探しに来たってことだな」

工廠に着くと俺達に気づいた優が声をかけてくる。取り敢えず司令官に伝えられた模擬戦闘について説明しておく。

「それもあるんだけど〜これを対物用に改造できるかも聞きに来たんだよ〜」

「ん?こいつはレミントンとスコーピオンか。ちょっと見せてもらうな」

李悠が取り出したのは俺達が長年使っている銃。優は俺達に断りを入れてから何かを調べ始めた。前に俺達も多少の知識があると言ったが今何を調べているのかは全くわからない。

「…よし、確認終わりあんがとな。結論から言えば改造はできるが多少時間がかかる。それと部品が全くと言ってないからどうしようもねぇな」

「大体の予想はついてるのか?」

「徹夜でやるにしても一日は余裕でかかっちまう。それに部品を作る工具はあるんだが改造に必要な資材がねぇ」

「一日だな。資材は俺たちが取りに行くから問題はない李悠」

「兄さんからの許可はもう貰ったよ〜」

「流石は貸出兵行動が早えな。んじゃ、俺は工廠長に話つけてくるぜ」

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