第三十一話 菊池中尉!金魚すくいはスポーツだ!!その七
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「そうだ、そして日帝衆は反省してだ」
彼等は反省する、この辺り何処ぞの新聞社とは違う。
「今度の併合の時はより素晴らしい統治をしなければならないと誓ったのだ」
「あの三十六年を反省してですか」
「よりよい統治をしてですか」
「心を入れ替える」
「そう考えているんですね」
「だからだ、あの併合をだ」
まさにというのだ。
「考えているのだ」
「そうなんですよね、反省しても」
「それがいい方向にいくとは限らない」
「この作品はそうしたことも読者に知らしめる作品でしたね」
「そうした意味でも教育作品なんですね」
「そうだ、だからだ」
それでなのだった。
「また併合をしようというのだ」
「何かベクトルが違いますね」
「反省したから併合しない、じゃなくてですね」
「また併合しよう」
「日帝衆はそうした考えですね」
「そうだ、日帝衆を甘く見ないことだ」
彼等は誠実かつ優秀だ、そして公平であり尚且つ努力家だ。その為不屈の精神を以て立ち向かうのである。
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