第161話 蔡平
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きるか?」
だが、襄陽城内の地理に明るい者は利用価値は十分にある。それに警戒されず襄陽城に入ることができるのであれば価値は十分にある。
「何でもやります!」
正宗の申し出に蔡平は答えた。彼女は自分の願いを叶えてくれるのは正宗以外にないと思っているのだろう。正宗の命令なら何でも聞く勢いだった。
「蔡平、私に一緒に着いてきてもらうぞ」
正宗の命令に蔡平は頷いた。
「わかった。お前はもう村には帰るな。三日後にはお前の村を私が潰す」
正宗は蔡平の反応を確認すると彼女に正宗の計画を告げた。彼女の両目に狂気の光が灯るのを感じた。彼女が忸怩たる思いで待ち続けた復讐の機会が等々来たのだ。正宗と伊斗香も彼女の雰囲気を感じ取っていた。
「彼奴らを殺せるのか?」
「お前の望むままに殺させてやる。その代わりに私に力を貸せ」
正宗の申し出に蔡平は強く頷いた。
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