抜描及び初陣編〜プロローグ
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。」
「人員選定には艦長となる君の意見も必要となる。その為に明朝ヒトヒトマルマルに私の所まで出頭してもらいたい。」
「了解いたしました。」小笠原は硬い表所は崩さず答えた。
「それではな。」
敬礼をした北澤に敬礼を小笠原は返した後にモニターから北澤は消えた。
「ふぅ…」小笠原は小さくため息をつき、クイっと首を回した。
「乗組員の選考か…」
小笠原の小さな呟きに日下部が語りかけた。
「三佐…選考と言っても、一佐の言う通り人材不足ですからね。好むと好まざるとかかわらずに概ねの人員はすぐに決まるでしょう。」
「そうだな。士官候補生の繰り上がりや予備役の投入も当然あるだろうな。」
「従来の突撃型と比較して人員も多くなる。日下部…お前には期待しているぞ。」
ニヤリと微笑む少し小悪魔じみた小笠原の笑顔に、日下部は少し動揺しつつも明るく「ハッ!覚悟しています。」
「では、明日に備えるとしよう。今日はこれで帰宅して構わんぞ。奥方とゆっくり話すといい…」
「ありがとうございます。お心遣い痛み入ります。艦長。」と日下部は丁寧すぎるくらいの言葉で謝意を示した。
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