暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 〜黒の剣士と神速の剣士〜
SAO:アインクラッド
第17話 剣士の誓い
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」
「本当に?」
サキは顔を上げ俺を見ながら問う。
その顔は今にも泣きそうで何かと葛藤しているように見えた。
俺はサキの目の前まで行くと片膝をつき、サキを見上げる。
「約束する。何があろうとも君を守ってみせる」
「信じて……いいの?」
「ああ。俺は絶対にサキを裏切らない。裏切られる痛みは嫌というほど知っている。だがら裏切らない、絶望させない」
「本当に……裏切らない?……信じても……信じても…大丈夫なの?」
サキの目から涙が零れる。
「勿論だ。もし俺が裏切るようなことがあるならそれは俺が死ぬ時だ。もう疑心暗鬼になる必要はない。俺が守るから。だから、もうそんな顔をしないでくれ。サキの悲しむ顔は見たくないんだ。そんな顔は……見たくないんだ」
「カゲヤ君……私…私信じる。信じてみる。だから泣かないで。私もカゲヤ君の泣く顔は見たくないの」
そこで初めて俺は自分が泣いていることに気付いた。
俺は涙を止めようとしたがその意思とは裏腹に涙は零れ続け、涙を止めることは出来なかった。
「すまない」
「ううん、こっちこそごめん。そしてありがとう……ありがとう……う、うう、うわあぁぁぁぁあん!」
サキはベットから飛び出して俺に飛びついてきた。
俺はサキを受け止めるとサキは俺の胸に顔を埋めて泣いた。
泣き叫んだ。
ずっとサキは泣き続けた。
俺はサキが泣き止むまでずっと体を支え優しく頭を撫でた。
どのくらい時間が経っただろう。
いつの間にか部屋は静かになりサキは泣き疲れて寝てしまった。
俺はサキをベッドに寝かせてからそっと部屋を出た。
「お疲れ様。サキちゃんはどう?」
ドアを開けるとアスナが労いの言葉をかけてきた。
「今は泣き疲れて寝ている」
「そう。じゃあ、ちゃんと良くなったのね」
「ああ。それじゃあアスナ後は頼んだ」
「わかったわ」
俺は部屋から出るとアスナが部屋へと入りドアを閉めた。
そして俺はホテルを出て宿屋に帰った。
次の日、何故かサキにとっても怒られた。
俺はベッドの前で正座させられずっと怒られた。
アスナはその様子をやれやれといった感じで見ていたが何故かアスナも途中から正座させられ一緒に怒られた。
本人曰く、一緒にいて欲しかったらしい。そして帰るのを止めなかったアスナも悪い、とのことらしい。
どうにか機嫌をなおすことは出来たがその日は1回も口をきいてくれなかった。
次の日からはちゃんと口をきいてくれるようになりいろんな話をした。
いろんな話といっても主にセレッソの話だが。
最初の頃はセレッソの話をすると必ずサキは泣いた。
泣く時いつも飛びつい
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