ターン34 光の結社とアカデミアー3F−
[9/12]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
!」
ヒレンとエテジアの姿が煙か幻のようにふっと掻き消え、アンデットワールドの上空にかかる分厚く暗い雲を突き抜けて七色の閃光が一筋すっと走った。その光の正体は、1羽の鳥……オーロラのごとくつかみどころのない、見るたびに色が変わって見える不可思議な羽根を持つ異端のBFである。
BF−極光のアウロラ 守0 鳥獣族→アンデット族
「な、なんだドンあのカード……?」
「まだだ!同じくチューナーのオロシと非チューナーのクリスを除外して、2体目のアウロラを特殊召喚!」
再び重苦しい魔界の空に走る七色の光。光を放つ2羽の鳥が、空中を自由に飛び交い螺旋を描いた。
BF−極光のアウロラ 守0 鳥獣族→アンデット族
「次の手順は、と。だが、まずはコイツの効果からだ!疾風のゲイルは1ターンに1度、相手モンスターの攻守を半減できる!これでレスキューキューロイドの攻守は半減するぜ」
レスキューキューロイド 守1800→900 攻2300→1150
「そして墓地に眠る、精鋭のゼピュロスの効果発動!俺のフィールドのゲイルを手札に戻してこのカードを蘇生し、俺は400のダメージを受ける……だがこれで、再び手札のゲイルを特殊召喚して効果を使うことができる!次の目標は究極恐獣、お前だ!」
BF−精鋭のゼピュロス 攻1600 鳥獣族→アンデット族
鎧田 LP1600→1200
BF−疾風のゲイル 攻1300 鳥獣族→アンデット族
究極恐獣 攻3000→1500 守2200→1100
「BFチューナーのゲイル、非チューナーのゼピュロスを除外!現れろ、これが最後のアウロラだ!」
3筋目の閃光が、またもや空を彩る。3羽の鳥が放つ光が、徐々に辺りの闇を晴らしてきた。
BF−極光のアウロラ 守0
「さて、と。なあ、なんで俺がここまでして攻撃力0のモンスターを3体も並べたか、お前らにわかるか?」
2人とも何も答えない。正確には答えないのではなく、答えられないのだ。まさに2人とも、それと同じ疑問を抱いていたのだから。
「見ていてください、斎王様。今すぐこの者らに光の裁きを食らわせて見せましょう!通常召喚、レベル2!ザ・カリキュレーター!」
電卓に手足が付いたような小さなモンスターが、無数のドクロを押しのけてアンデットワールドに立つ。その表示板にノイズが走ったかと思うと、次の瞬間32、と表示された。
「いいかよく聞けよ、このモンスターの攻撃力は、自分フィールドのモンスターのレベル合計分の300倍になる!つまりだ、レベル10のアウロラが3体とレベル2のカリキュレーター自身が並んだことで合計レベルは32、9600の大火力を得ることができる!」
「攻撃力、9600!?そんなバカなドン
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ