ターン34 光の結社とアカデミアー3F−
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ックは手札から発動できる。お前のフィールドの攻撃表示モンスター、全部まとめて除外してやるぜ!」
鎧田の言葉通り、2体のロイドの姿が徐々に竜巻に引きずられていく。これを通せば翔の場が空になるというピンチに、剣山が思わず叫んだ。
「丸藤先輩!」
「大丈夫!速攻魔法、皆既日蝕の書を発動!フィールド上に存在するモンスターは、全て裏側守備表示となる!」
ブラック・ソニックによる除外を紙一重でかわす翔。だが、皆既日蝕の書は効果の強力さと引き換えに高いリスクを負うカードである。
「エンドフェイズ、裏側守備表示の相手モンスターは全部表側表示になり、その数ぶんコントローラーはカードをドローする……」
「おお?なんだなんだ、3枚もドローさせてくれんのか?」
「俺も、ドリケラトプスの1枚をドローするドン」
あまりにも遺体、3枚ものドロー加速。唯一救いなのは、1枚とはいえ剣山のもとにもカードが回ったことか。歯がゆさを胸に、最後にカードを1枚だけ伏せて翔がそのターンを終えた。
「俺のターン、ドローだドン!このカードは……ちゃんと引けてよかったドン。まず化石調査を発ドン、このカードはデッキからレベル6以下の恐竜族をサーチするドン。俊足のギラザウルスを手札に加え、そのまま先ほどの手順で特殊召喚するザウルス。丸藤先輩!」
「うん!もう一度ギラザウルスの効果で、今度も墓地のレスキューロイドを特殊召喚するよ」
先ほどと同じ、変則バトルロイヤルだからこそ成り立つタクティクス。少し迷った末に翔は、効果が決まれば強力なキューキューロイドよりも単純にステータスの高いレスキューロイドを選択した。
俊足のギラザウルス 攻1400 恐竜族→アンデット族
レスキューロイド 守1800 機械族→アンデット族
「それがどうした?さっきも言った通り、いくら下級モンスターを並べてもこのフィールドがある限りアンデット以外はアドバンス召喚が許されないんだぜ?」
「慌てるなドン。ここで速攻魔法、禁じられた聖槍を発ドン!ギラザウルスの攻撃力が800ポイントダウンする代わりにこのターンこのカードはアンデットワールドの効果を受け付けない、つまり1ターンだけ元の恐竜さんに戻るザウルス」
半ば骨が露出して、目玉も片方潰れていたギラザウルスの皮膚がみるみるうちに血色が戻り、肉付きがよくなっていく。
俊足のギラザウルス 攻1400→600 アンデット族→恐竜族
「ああ……?」
「アンデットワールドはフィールドと墓地のモンスターをゾンビ化させるカード、つまり手札にあるうちは恐竜さんのままというところに突破法が隠されているドン。そして、これが俺の切り札!魔法カード、大進化薬!自分フィールドの恐竜族モンスターをリリースすることでこのカードは相
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