ターン34 光の結社とアカデミアー3F−
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ドを使い守備を固める。先攻1ターン目としては、まあまあ堅実な立ち上がりといえるだろう。
「俺のターン、ドローだドン。魔法カード、手札抹殺!全プレイヤーは手札をすべて捨てて、その枚数ぶんだけドローするザウルス。丸藤先輩、受け取ってくれドン!手札から俊足のギラザウルスを自身の効果で特殊召喚し、その効果を発ドン。このカードはノーコストで特殊召喚できる代わりに、自身の効果で場に出した時に相手はモンスター1体を墓地から蘇生できるザウルス」
「わかったよ!僕は俊足のギラザウルスの効果で、レスキューロイドを蘇生!」
足の筋肉が発達した太古の狩人が駆けてきたのを発見し、緑の車体に白い線の入ったレスキュー車のロイドが赤ランプをつけて走ってきた。
俊足のギラザウルス 攻1400
レスキューロイド 守1800
「まだ俺はこのターン、通常召喚をしていないドン。ギラザウルスをリリースしてアドバンス召喚、暗黒ドリケラトプス!」
くちばしを持ち羽毛のようなものまで生えた恐竜とも鳥ともつかぬ巨体が、これまた何とも名状しがたい鳴き声を響かせる。今一つ恐竜には見えにくい姿だが、れっきとした剣山のエースの1体である。
暗黒ドリケラトプス 攻2400
「これでターンエンドだドン」
「おっと、ならこのエンドフェイズに墓地に落ちた上弦のピナーカの効果を発動。デッキからBFモンスター、黒槍のブラストをサーチするぜ。さて、覚悟はいいんだな?俺のターン、ドロー!フィールド魔法、アンデットワールド発動!」
ホワイト寮の白い廊下が、一瞬にして何かおぞましい、血のように赤い液体で満たされた沼地に変わる。あるいはそれは、本当に血なのかもしれないが。奇妙にねじれた枯れ木の下には無数の部位の骨がいたるところに散らばっており、明かりを浴びて不気味に白い光を反射している。
「どうだ、お前ら?俺の得意の場所はお気に召したか?」
「気味の悪いフィールドだドン……お、俺のドリケラトプスが!」
「ああ、僕のビークロイドも!」
彼らの叫びも無理はない。ドリケラトプスはその大きなくちばしが途中から無残に折れ曲がっており、腹にも穴が開いてそこから白い肋骨が覗いて見える状態に。翔のスチームロイドも煙突が折れて車輪も右の前輪が完全になくなっており、レスキューロイドもレスキュー車というより霊柩車といった雰囲気の車になっていた。だが共通しているのはどのモンスターも先ほどより目の輝きがおかしくなっており、真っ赤に光る眼を不気味に見開いていた。
スチームロイド 機械族→アンデット族
レスキューロイド 機械族→アンデット族
暗黒ドリケラトプス 恐竜族→アンデット族
「言い忘れてたな……アンデットワールドは死者たちの楽園、そこに入るもの
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