ターン34 光の結社とアカデミアー3F−
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転して満面の笑み、そしてまた自らの敗北を悟った顔に。二転三転する表情の鎧田に、巨大ロボの拳が唸りをつけて振るわれた。
「ステルス・ユニオンで、残り2体のアウロラに攻撃!」
スーパービークロイド−ステルス・ユニオン 攻1800→BF−極光のアウロラ 守0(破壊)
スーパービークロイド−ステルス・ユニオン 攻1800→BF−極光のアウロラ 守0(破壊)
鎧田 LP300→0
「ぐはっ!」
「か、勝った!アニキたちも心配だけど、まずはこっちを!」
倒れたままの剣山の体をどうにか起こし、近くの壁に寄りかからせる。すぐにその閉じられていたまぶたがピクリと動き、弱々しく目が開かれた。
「う、うう……丸藤先輩、デュエルはどうなったドン……」
「大丈夫。僕の……いや、僕たちの勝ちだ!」
「どうか、それはよかったザウルス。じゃあ早く、アニキたちのところに……」
いつもなら翔も、剣山が十代をアニキ呼ばわりしたことをいつもの調子で咎めただろう。だが、そんなことをしている余裕は翔にはなかった。なぜなら、彼は見てしまったのだ。廊下の向こう側、今自分たちが来た道から何人かのホワイト生がこちらにデュエルディスクを構えて歩いてくるのを。
剣山も翔の視線の先を追い、こちらに近づいてくる彼らに気づく。そんな彼を守るように、翔が立ち上がった。
「さあ来い、お前たち!ぼ、僕が1人で相手になってやる!」
「丸藤先輩……お気遣いはありがたいけど、いくらなんでもそりゃなしだドン。俺だって、まだ戦うことはできるザウルス!」
どうにか立ち上がった剣山を翔は一瞬止めようともしたが、どうせ言ったところで聞きはしないだろうと判断してそれを諦める。返事代わりに、自分のデュエルディスクを構えた。
「「「「デュエル!!」」」」
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