第3章 リーザス陥落
第52話 鍵はチューリップ3号?
[7/16]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
んだが……」
どうやら、ドラゴンのはあくまで、大きく見せるだけの為の表現の様だ。それはそうだろう……、ドラゴンと言うのは殆ど絶滅しており、世界にも個数が少ないのだから。
「っとと……話が脱線してたな。ここに来たのはレッドの町について、情報が入ってないか? と聞きたかったんだ」
「そうだそうだ。ユーリの馬鹿が、レッドの女の子を襲う前に、オレ様が救ってやらないといけないからな。とっとと教えるのだ」
「……それって、逆じゃない? ランスがするんでしょ?」
「うるさい。さっさと教えるのだ!」
「はいはい。ヘルマン軍はレッドの町の周辺に部隊を配備しているわ。その数は約4000。でも、このチューリップが完成したら、蹴散らしてみせるわ! それに、エクス将軍も情報を集めてくれているし。真知子さんも休んでいいって言われてるのに、手伝ってくれてるわ」
それはお互い様だと思える。
カスタムの皆はリーザス軍の計らいで、休息を……だったのだが、皆ある程度休んだらさっさと仕事を再開したのだ。…不安も少々残るが、実に頼りになり、そして強靭な精神力を持っている人たちなのである。一部の女性は、やっぱり、《あるエネルギー》を充填したからこそ……、だろう。
そして、マリアが話していたその時だ。工場に誰かが来たようだ。
「ユーリ殿、ランス殿」
「ん……、ああ、エクス将軍。丁度良かった。レッドの事に関して聞きたかった所なんだ」
「ええ、その事でこれから作戦会議をしようと思ってます。お手数ですが御足労願えませんか?」
「ふん、何でオレ様が男ばかりのムサイ所に行かねばならんのだ」
「はぁ……、マリア、それにシィルちゃん。 悪いがコイツの面倒を見ててくれないか? オレが行ってくる」
「はいはい。判ったわ」
「あ、はい」
「何が面倒だ!! それに、シィルまで頷くとは何事だ! 奴隷の癖に! お仕置きしてやる!」
「ひんひん……」
シィルには申し訳ないが、ランスをとりあえず置いといて、ユーリはエクスの方へと向かった。それは、かなみも同様だ。この場には、ランスが好きなシィルとマリアがいれば十分だと思っていたし、何よりも、抑えてくれているユーリがいないのに、残りたくないと言うのもあるだろう。
ランスも、男ばかりの所には行くつもりは本当に無いようで、異論は無かった、と言うか聞いてもいない。
そして、再び ランスとシィル、ユーリとかなみの2手に分かれて行動をする事になったのだ。
〜ラジールの町・司令本部〜
工場から、本部へと戻ってきたエクス将軍とユーリとかなみ。
その場所では、バレス、ハウレーンの現時点リーザスのトップ2人がいた。
「おお、ユーリ殿。どうも御足労ありがと
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ