第3章 リーザス陥落
第52話 鍵はチューリップ3号?
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言う意味!? はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!? ウー君の代わりなんて、この世界のどこに行っても見つからないわよ!! 大体、ウー君はリスの洞窟、最後の生き残りよ! 彼が最後になって、孤独に打ちひしがれていた所で私と出会った! そんな可哀想なリスのウー君にあんな事をしたあんたは、何考えてんのよ!! このミジンコ以下の存在っっ!!」
特大のボリュームの声が酒場に響く。
その音響は衝撃波の様に広がり 店のガラスにヒビを入れていた。……攻撃魔法?
「た、助かりました。ユーリさん」
「はぅぅぅ……」
「危なかったな。ギリギリだ」
3人は苦笑いをしていた。ランスは、直撃をした様だが そこは幾ら特大難アリ冒険者。多大なるダメージを耳に負いそうだが、問題は無さそうだ。
「リスなんぞ、どれも似たようなものだと思う……。―――が、そう言うと、『(`・ω・´)ムッキー!』 って怒りそうだから、黙っていよう」
ランスは、『黙っていよう』とか言っていて、普通に声にだしていた。
前言撤回しよう。ダメージなど負っていない、寧ろ反撃出来る余裕すらある様だ。ある意味驚愕である。
「ムキーーーッ!! 声に出てるわよっっ!!」
「おー、しまった」
「はぁぁ、もういいだろ? 一先ず出直すぞ」
「ふん、このくらいしないと、オレ様の気が収まらんわ」
もうそろそろ、店側も可哀想な事になってきていたので、そのまま、4人は酒場を後にした。
ランスはまだ、悪態を付いている用だったが……、自分が蒔いた種だと言う事を判ってない所を見ると……、やっぱり相変わらずだった様だ。
「ぅう……リーザスが、リア様が……」
「大丈夫だ。あのリスは生きている事は事実。それに、クルックーにも頼んである。時間は少々かかるかもしれないが、大丈夫だ。……時間がかかる間は周辺の町の状態を知る方が良いだろう」
「あぅ……、はい。すみません、お見苦しい所を……」
「がはは、だからへっぽこ忍者だと言っているのだ。忍者であれば、くればーに接しなくてどうするというのだ、がはは」
ランスはここぞとばかりに罵倒する。
シィルは必死に抑えているけれど……、効果はいまひとつのようだ……が続くのは周知の事実だろう。勿論、かなみも、そのランス・ボイスを ただ聞き流すだけの器用さはまだ持ち合わせていない。
「うっさい! この元凶!」
「はぁ……」
ユーリは 苦笑いしつつ、ため息を吐いていた。
今後の行動はどうするのだろうか。レッドの町に関しての事を捜索しようと思ってた時。
「ふん。とりあえず、マリアの所へ行くぞ。さっき司令部に行ったが、むさ苦しいおっさん1人しかいなかったのでな? 工場の方だ」
「……ん、そうだな。マリア
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