第3章 リーザス陥落
第52話 鍵はチューリップ3号?
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呼び捨てにし合って、信頼関係も築けた今は前とは違う様だ。……それでも、押しの強さでは志津香には到底叶わないようだが。
「秘密……よ」
「な、なら私だってっ……、ひ、秘密だもん///」
互いに赤くなっている2人。そんな2人に。
「おーい。そろそろ行くぞ?」
「……はい」
「判ってるわよ!」
なんにも変化が無いユーリを見て何処か複雑なかなみと、憤怒を覚えている志津香はそう返事をしていた。先は色んな意味で長く険しいものだと痛感せざるを得ない2人だった。
〜丁度その頃〜
勿論、そんな面白展開を見ていない訳はない。1人の女性が町の入口でその光景を見て笑っていた。
「あ〜っはっはっは! 流石はユーリよねぇ〜。アイツの表情からは読めないわ! 悩める仔羊達を導く私でもね〜」
勿論それはシスターロゼである。どうやら今回も、ロゼが持っている面白センサーに引っかかったからだろう。
「あー、付いていったらもっと面白そうなんだけど……、流石に今日は色々あるしねー。最近ダ・ゲイルとヤってないし」
口に出てきたのは、彼女の悪魔の名前だった……。
いや、もしやユーリ達2人きりならぬ、3人きり?にしてあげよう!とか思ったとか?だけど、ロゼの表情からもそれを読み取る事は出来なかったのだった。
〜魔法紹介〜
□ リーダー
対象の思考や情報を読む事ができる初歩の情報魔法。呪文を唱える必要もある為、相手に気付かれずに使うのは、それなりに高難易度。シィルはランスの命令で何度も使ってきた為 魔法に関しても 隠密関係に関しても上達をしている。その魔法の性質上、精神防御の魔法の方がランクが上であり、それなりの使い手でも、防御を施せば読まれる事はない。
事実、マリスの魔法で魔人の魔法を防いでいる。
〜場所紹介〜
□ 烈火鉱山
アイスの町の北部に位置する鉱山。
採掘場の為 マリアはよくこの場所からヒララ鉱石や合金を入手していたが、とあるトラブルにより困難になった。
〜アイテム紹介〜
□ ヒララ合金
金色に輝く鉱石。非常に硬度もあり、加工は勿論。燃料としても極めて優秀。
マリアは、チューリップ3号の燃料として以外にも、チューリップ1号の性能をあげる為にも使用しているとか。
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