暁 〜小説投稿サイト〜
ランス 〜another story〜
第3章 リーザス陥落
第52話 鍵はチューリップ3号?
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きた君のアソコが忘れられない。さぁ、真実の愛をもっと語り合おう!」
「馬鹿言わないで!! そんな話やめてよ! このファ○キングリーン!! ミドリムシっっ!!」
「だから、逆なでするなって!」
「私が今考えてるのは、どうしたら私の大事な人を殺したアンタ達をどうやったら、懲らしめられるか? それだけが私の生きがいの全てよ! 絶対に復讐を遂げてやるんだから!!」
「………」

 復讐と言う言葉を聴いて複雑なユーリ。
 だが、これは本当に筋違いな事なのは間違いないのだ。だから、もう、彼が戻ってくる事に一分の望みを掛けるしか無いだろう。

「同情はするけど、なんて酷い女の子なのよ……、この間にもリア様が……」
「そんなの、私の知ったことじゃないもん!」
「なっ……!!」
「かなみも寄せ。……一度引こう。このままじゃ埓があかない」
「ふんっ! 出てけ!!」

 そう言うと、ローラは再びパフェを頬張りだした。まだまだ 入る様子だ。

「ちっ!! おい、シィル! リーダーだ!」
「あ、はいっ! ランス様」

 心を読む魔法だ。そう言えばシィルは その魔法も使えると言う事を この時ユーリも思い出した。基本的な魔法の1つであり、基本的に今考えている事しか読む事が出来ない。尋問等で 読み取りたい事を考えさせなければ、ピンポイントでは得られないのだから、中々使いがってが難しい。

 今回もそんなに簡単にいくとは思えなかったが、案の定。

「(ランス殺すランス殺すランス殺すランス殺すランス殺すランス殺す……… 後、こっちの2人も死ね、死ね、死ね! いつか死ね!!!)」

 凄まじいまでの怨念、と言うより怒りが彼女の心を占めている様だ。

「だ、ダメです。ランス様。怒りで染まっていて、読み取れません」
「だと思った……」
「ええい! 面倒なヤツめ!!」

 心が読めない事は、大体理解していたが、ここまで的中しているとは逆に驚きだ、とユーリは思っていた。

「あー、もうっ!! 兎も角、本当にウー君が生きてるっていうのなら、返して!! ウー君を返してくれなきゃ、あのなんちゃら、っていう武具は、私のものよ! ぜぇぇぇったい、返さないんだから!!」
「……リスなんぞ、その辺に沢山いるだろ。お前らのいた洞窟、《リスの洞窟》って言う名前なくらいだし、あそことかにいるんじゃないか」

 ランスがそう言ったと同時に、ぶつん、とどこかで何かが切れた音がした。

「はぁ……」

 ユーリにも、勿論それは聞こえた。だから、素早く何処からともなく取り出した耳栓。都合よく3つ持っていたから、これまた素早くかなみとシィルに渡した。そして、その1秒後に、それ(・・)は来た。



「はぁぁぁぁぁぁぁっ!? なによそれ! どう
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