暁 〜小説投稿サイト〜
KZM 詩&短編集
Honeyworks×SAO二次
アイのシナリオfeat.雷斗 紗奈 輝流
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。しかし、そんな二人以内誰かが忍び寄る。


「そこ、立ち入り禁止区域だろ」

「あっ……ごめん……」

注意した人物……陰原雷斗に向けて謝る輝流。

――見せつけてくれんじゃねーの。俺に対しての侮辱かよ……ずっと紗奈の側にいたのに、いきなり取られてこれか。イラつくぜ……


「いっつもそこ入ってるの見るけどさ……そこ立ち入り禁止区域だし、止めときなよ」

雷斗は不機嫌な気持ちを抑えながら、注意をする。

「行こ、輝流くん」

「そうだな、紗奈」


二人が手を繋いで歩いていく。

「くっ……」

雷斗はどうしても、苛立ちを押さえられなかった。






◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆






雷斗は、3時間目が終わったあと……教室でボーッとしていた。

「あーあ……あいつら今日もか」

端から見たら立派な嫉妬だ。それもそうだ。元々雷斗と紗奈は幼馴染み。ずっと互いの成長を見てきたのだ。嫉妬しないわけがない。


そんな雷斗の耳に……クラスの女子からの噂話が聞こえてきた。

「そう言えば……隣のクラスの一望くんってさ、すごい二面性があるらしいね」

「それ私も知ってる〜! 確か紗奈ちゃんと付き合ってるらしいけどさ、何かお遊びらしいね」

「私も聞いたことあるよ。放課後の教室で紗奈ちゃんとの関係はお遊びだって言ってたの聞いたことある」

雷斗はすぐさま教室を飛び出した。

――あいつ……! ふざけんなよ!!









校内を走った雷斗は、階段を降り、1階についた時に輝流を見つけた。

「おい輝流!!」

「……何かな、陰原くん」

頭に血が登っていた雷斗はすぐさま輝流に詰め寄って話をし出した。







一方、紗奈は廊下を歩いていた。

――輝流くんどこかな……


どうやら輝流を探していたようだ。そして、階段近くで立っている輝流と雷斗を見つける。

「……あれは……雷斗くん?」


何かを話した後、胸ぐらを掴んで突き飛ばした。

「!」

紗奈はすぐにそっちへ向かう。

「輝流くん!」

「「紗奈……」」

「暴力振るうなんてサイテーよ! 雷斗くん!」

「…………」

雷斗は静かに目を閉じていた。

――知らないって……残酷だな


「輝流くん大丈夫?」

「う、うん……」

「よかった……」

「君はいつも大胆だね」

「……?」

「いや、何でもない。さ、行こうか」

輝流は立ち上がると紗奈と共に何処かへ行ってしまった。


「ちっ……ミスったぜ……」

――紗奈に悪い印象与えちまったよ……


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