暁 〜小説投稿サイト〜
KZM 詩&短編集
Honeyworks×SAO二次
アイのシナリオfeat.雷斗 紗奈 輝流
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たから……私はライト君についていくんだよ」

ライトは木から降りると、サナの手を引いてサナの家を脱出し、そのまま夜の町を駆けていった。






◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆






「はぁ……はぁ……」

サナの息が荒くなってきた。元々走りにくい格好である上に、かなり長い時間走っている。

「大丈夫か、サナ?」

「う、うん……」

「だいぶ疲れてるな……」

ライトは周りをキョロキョロ見渡す。

「あそこなら……」

「でも……あそこは……」

「あそこの教会なら、俺の知り合いもいるし、地下部屋知ってるし、かくまってくれるだろ」

「ライト君……」

「心配すんな。俺ってけっこう顔広いんだぜ?」

ライトは、サナの手を引いて教会まで行った。







教会にはまだ明かりが付いていた。

ライトはそれを確認すると、教会の横手に回り、地面に付いた鍵を開ける。


「よし……」

「こんなところに地下部屋への通路が……?」

「今日はここで寝泊まりしよう。ここ使うことは日中に言ってあるから大丈夫」

ライトはサナと共に地下部屋へと降りていく。



「……うう」

「眠いのか……?」

「うん」

「寝てるときに起こしちゃったもんな……」

「……うん」

地下部屋まで降りたその瞬間……


フラッ


サナの体が揺らいだ。

「サナ!?」

「……すぅ……すぅ……」

「寝ちゃったのか……」

サナを抱きかかえたライトは、サナを寝かせると、そのまま眠りについた。











そして、夜が明け……サナの家では……

「くっ……!!」

シャイナが、もぬけの殻となったベッドを見て歯ぎしりさせていた。

「ガードマン! 早くサナお嬢様を探せ!!」

ガードマンへと指示を出し、自身も捜索に出た。が……






誰にも見つけることは出来なかった。


「くそっ……いつか必ずお前らを不幸にしてやるからな!!」

町に、叫びが響いた。その胸には、赤い雫型の宝石が輝いていた。

そして、時間は流れる……






◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆






時間は現代……休み時間、校内の草むらで休む二人。

「うーん……疲れたね」

「そうだね、輝流くん」

華之美紗奈と一望輝流。二人が休んでいた。


「なんか……昔こうやってここで休んだ気がするんだ」

「毎日ここにいる気がするんだけどね……」

「僕たち、運命だと思うんだ」

「え〜! 何それ〜!」

笑いあう二人
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