暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 瑠璃色を持つ者たち
第十五話 恐れを抱く者
[10/10]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
の花に溜まってる雫を、心アイテムに振りかけな。そうすりゃ生き返る」

「はい……」

緊張する。けれど、不安はない。
ドキドキもしたし、ハラハラもした。掛け替えのない一日と、そう思えるほどに楽しかった。

シリカはペールブルーに輝く羽根を見つめ、心で囁きかけた。

ピナ……いっぱい、いっぱい話してあげるね。
今日のすごい冒険のお話。
あたしのたった一日だけの、お兄さんの話をーーー。

シリカは両眼に浮かんだ涙とともに、花の雫を振りかけた。









「たでーまー」

「お帰りなさい。ご飯にする?お風呂にする?それとも〜、わ・た・し?」

「風呂」

「……もう、つれないなぁ」

「なんだよ、お前って答えりゃいいの?」

「ええ……それはそれで引くわ」

「なんだよそれ……。ったく、風呂入って来るからな」

「はいは〜い。ご飯すぐできるから早く上がってきてね〜」

「ヤダよ、ゆっくり浸かりたい」

「早く上がって来ないと私も入ってくからね」

「サー・イエッサー!全速力で上がってきます!」

「もうっ、そんなに嫌がらなくてもいいのに……ふふっ……」










[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ