暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第2話 赤き龍の力 ガララワニを捕獲しろ!
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ル1の猛獣らしい、そういえば…
「先輩、さっきから気になっていたんですけど『捕獲レベル』って何ですか?」
「捕獲レベルっていうのはその猛獣の強さを表わした数値のことだ。レベル1が猟銃を持ったプロのハンターが10人いて捕まえれるくらいかな」
「レベル1でそれって…今回のガララワニはどれくらいですか?」
「確か5だったぞ」
捕獲レベル5って…もう化け物じゃないですか。それはそうとさっきから周りに動物が集まってるんですが何なんでしょうか?
「先輩、何やら猛獣が集まってきたんですが…」
「そいつらは俺達のおこぼれを貰いに来たんだろうな」
「おこぼれを…?」
「ああ、小猫ちゃんは気づいているか?奥に進むほど生き物の気配がなくなっていることを…」
確かに奥に行くほど周りの生物の気配が無くなっている、これって…
「もしかしてガララワニが?」
「いや、確かにガララワニも大食漢だがこんな短期間に生物が減るほど食い尽くせはしない……普通ならな」
「じゃあ何が…」
コポッ…コポコポッ…
その時私達の近くにある沼から気泡が現れ大きな揺れが発生した。
ドパァァァン!
「何ですか…!」
沼から現れたのは大きな白い蛇だった。
「沼蛇!捕獲レベル5の大蛇か!」
捕獲レベル5…!?ガララワニと同じじゃないですか!私達は戦闘態勢に入るが突然沼蛇は地面に倒れてしまう。
「…死んでる、一体何が?」
「小猫ちゃん、これを見てみろ!」
私は先輩に言われた所を見る、何これ…大きく抉られたような傷がある…
「見たか小猫ちゃん、この傷は一撃でつけられた物だ、しかし沼蛇は警戒心が高く滅多に水面には出てこないはずだが……ん、これはバロンヒル!」
沼蛇の身体についていたのは昼間私の首にくっ付いていたヒルだった。
「そうか、コイツに血を吸わせてその匂いをたどったのか」
ズシンッ…ズシンッ!!
何…この振動は…?私は後ろを振り返り…言葉を失った。
「…そういえば小猫ちゃんも血を吸われていたっけ、あの時からもう僕達は既にお前のターゲットだったんだな…そうだろ、ガララワニよッ!」
私達の背後にいたのはとんでもない生物だった、全長20mの身体と八本の足、鋭い牙と爪、そしてバロンタイガーすら丸呑みにしてしまいそうな大きな顎…あれが…ガララワニ!?
「こんなのもう猛獣じゃない……怪獣!!」
私は唖然とした、こんなのどうやっても勝てない…!
「先輩逃げましょう!」
私は先輩に声をかける、だが先輩はガララワニを見て微動だにしない。
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