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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第2話 赤き龍の力 ガララワニを捕獲しろ!
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いけど自分で作った料理もまた格別だぜ。そういえば小猫ちゃんは料理はできるのか?」
「一人暮らしをしているのである程度は。でもイッセー先輩のような腕はないです。だからご教授お願いしますね、先生」
「先生か、そんな風に呼ばれたのは初めてだな、じゃあ小猫ちゃんは俺の生徒って訳か」


 イッセー先輩の教師姿…ふふッ、食べ物のことばかり話しそうですね…


「小猫ちゃん、いきなり笑い出してどうしたんだ?」
「何でもありません♪」
「やっぱり付き合ってんじゃないのか、お前ら?」
「うるせーよ!お前は静かに運転しててくれ!」



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 それから暫くすると前方に岩礁に囲まれた島が見えてきた。


「見えてきたぜお二人さん、あれがバロン諸島だ」


 あれがバロン諸島…何だか不気味な島です…船は岩礁の間を通ってバロン諸島に近づいていきます、あ、岩礁の上に何やら生き物がいます。


「先輩、岩礁の上に何かいます」
「あれは…フライデーモンキーか。あいつらは臆病だから襲い掛かってはこねえさ。……でも何でこんなところに…」


 先輩が何かを呟いたように聞こえたが私には聞き取れなかった。


「よし、イッセーもうすぐバロン諸島の入り口につくぜ。このまま一気に行くか?」
「…いや、ここからは俺達だけで行く」
「はぁ?…別に構わないが…どうしたんだ?」
「何か嫌な予感がするんだ…とてつもない嫌な予感が…」
「…そうか、なら小型ボートを出す。くれぐれも気をつけろよ?」
「ああ…」


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 私と先輩は小型ボートに乗ってマングローブの生い茂る水路を渡っていた。


「先輩、さっき言っていた嫌な予感って何ですか?」
「ん…ああ、あれは俺の勘だ」
「勘…ですか?」
「長いこと美食屋をやってると危険がありそうな場所に近づくと何となくだが感じるんだ、特に俺の場合はそういう時大抵面倒ごとに巻き込まれる」
「…今からその面倒ごとがありそうな場所に行くというのにそんな話しないで下さい」


 そうこうしている内にボートは岸にたどり着いた、私とイッセー先輩はガララワニが生息しているバロン湿原を目指して歩いていく。


「…キャッ!」
「ん、どうしたんだ小猫ちゃん」
「何かが首に…」
「どれどれ…」


 先輩は私のうなじに手を伸ばす…ひゃあっ!?


「おいおい、そんな動かれたら見えねえよ」
「ご、ごめんなさい、くすぐったくて…」


 私はくすぐったいのを我慢して先輩に見てもらう。


「あ〜、バロンヒルに噛まれてるな」
「えっ、ヒルですか?」

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