番外 Vivid編
[8/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
そうだってアオさんに聞いたから多分間違いないとおもう。
「クラウスは生涯を賭しても彼の竜王に勝てなかった、だけど!」
そう言ったアインハルトさんはさらに闘志を燃やしたようだった。
「だからこそっ!勝たせてもらいますっ!」
裂帛の気合と共にそのコブシを振るう。
振るうコブシは徐々に速度を上げていく。
写輪眼が無かったらこれは絶対に見えないなぁ…
あたしはその攻撃を弾き、かわして距離を取る。
すると、一瞬溜めたかと思うとその掌を突き出すと、衝撃波が私を襲った。
「覇王空破断(仮)」
私は衝撃波の飛んでくる風圧も利用して空中を自然落下するように避けた。
「なっ!バインドっ!」
その時きっちり相手を捕獲する事も忘れない。
あたしの目の前に魔力が収束する。
「ディバイーーーン」
その魔力球めがけてあたしはコブシを突き出した。
「バスターーーーーー」
ゴゥっという音を立てて魔力の本流がアインハルトさんを包み込んだ。
どうだ、と確認するよりも早く、あたしを巨大な魔力攻撃が襲う。
「な!?」
うそーーーーっ!?
まさか!なのはさんとティアナさんのダブルスターライトブレイカー!?
2人が同タイミングでそれぞれを攻撃したその攻撃は最終戦争もかくやといった勢いでフィールドを襲う。
完全に隙をつかれあたしは撃墜。
その攻撃で生き残ったのはヴィヴィオだけのようだったのであたしのチームが勝ったから良いんだけれど…味方を巻き込まなくても良いんじゃないかな?
そんな感じで模擬戦の1戦目は終わったのでした。
夜。
アインハルトさんとあたし達年少組の3人は一つのベッドで横になり、昼間の模擬戦で使った筋肉を休ませていた。
そんな状況でも女の子はお話が好きなわけで…
「古代ベルカで一番強かった王様って誰なんだろね」
そう、何の気も無しに呟いたコロナ。
「さあ?誰だろうね」
と、ヴィヴィオ。
あたしはそれをポケットから取り出したあの石を眺めながら聞いていた。
「有名な所だと最後のゆりかごの聖王オリヴィエ、覇王イングヴァルド、冥王イクスベリアあたりだけど…ここには彼らに縁のある人が2人も居るのね」
不思議な物だとコロナがごちる。
「ねえ、アインハルトさんはどう思う?やっぱりイングヴァルド?」
ヴィヴィオがアインハルトさんに問いかけた。
「いえ、そうですね…あの時代の最強の王、…それは」
「竜王アイオリア」
「「え?」」
はっ!あたし何を言って?
「アイオリア?でもその人の居た証明って最近やっとされたみたいじゃない。それにアイオリアの伝説なんて誇張が酷
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ