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リリカルビィト〜才牙と魔法が交わる物語〜“改稿版”
七十一話、任務(バベル&界護編)4、龍也の新たな力
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食い殺させたり、その様を遠方からサーチャーで鑑賞して楽しむ……

ちなみに龍也達の時は、服役中の囚人達を使って(看守や管理局を金で買収して用意した)、方法を任せた上で狩らせる、というものだった。囚人の性格によっては、暗殺や強襲、強姦殺人やバラバラ殺人など多彩な手口が拝めて楽しめるという、悪趣味なもの

そんな狂気の遊びの招待客として、調査団と龍也達は選ばれてその世界に来てしまった、というわけである

といっても、龍也達特騎士達には、障害ですらなく……それが発覚した時点で、別に恐怖も何もなく『あほらし』という呆れと面倒くささの中で、さっさと片付けようという結論に至っていた

問題だったのは、管理局の調査団の中に、龍也を弟のように可愛がっていた女性の騎士がいて……その女性の顔なじみ、 しかも、無実の罪で服役させられていた恋人が、 選ばれた囚人の中にいたこと

富豪達は経歴だけを書類で見て選んでいたため、 冤罪の有無についてまでは知らなかったのだ

その囚人の彼と、調査団の彼女は、運命のごとく再会し……2人は協力して、囚人の彼が知る内部事情 や抜け道などを生かして(そんなものがなくとも龍也達は正面突破する気満々だったが)、全員での脱出を試みた

しかし、それを他の囚人達および富豪達にそれを悟られ……2人は捕まった

純粋に気に食わないと、そして、外に事情を知る者を出すわけにはいかないと考えた、富豪 達の手のものによって

幸いにも、他の囚人を全員返り討ちにし、さらに別の場所でそれぞれ監視していた別な何人かの富豪も片付けた後、それを察知した龍也が駆けつけ…… 間一髪、2人が殺される前に助けることが出来た

が、その時に、今のこの状況(目の前に化け物がいる)をわかっていなかった富豪たちは、外に出すわけにはいかないだの、我々は管理局にもコネがあるから何をしても無駄だし罪にも問われないだの、どうせなら女は楽しんでから殺してやろうかだのと、 想いあっている男女に向かって無遠慮にも言いきったことで

挙句の果てに、仲間の富豪が捕まったり殺された(実際は自爆だが……)ことを知った途端、『ただのゲームだったのにお前達なんてことを!』なんて外れたセリフを吐いたことで……もともと姉の様な存在である女性とその恋人に好感を抱いていたことで怒り心頭だった龍也が、ついにキレた

富豪がまだスピーチを続けている中で、離れた場所……先に時空戦艦に戻っていた人達すら恐怖を覚えるほどの殺気が突如としてその場を、いや世界を飲み込んだ

その場に居合わせた、その男女2人の証言によると、その時に龍也が、つぶやくように、しかし殺意を多分に含ませて言っていた言葉というのが

『……もういいや。あんたらみたいなクズのこと、考えるだけ無駄だ……。島の外に生き
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