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ハイスクールD×D 雷帝への道程
今更思うけど電車男のスレ住民は真面目に優しいよね
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トールもゼウスと一緒に暴れて、他にも雷を操る奴らが色々と集まっての大乱戦は懐かしい。大乱戦は互いに雷を操るだけあって耐性を持つ所為か泥沼になって硬直状態に陥ったことで誰かが酒を持ち出したことで酒宴に流れ込んだ。おかげでパイプができたんだがな。たまにこっそり人間界で集まって酒宴を開いてるしな。その際には酒好きな奴らも混ざる所為で顔が売れるのなんのって。ザルのオレを越すワクのような奴らばっかりだからな」

なんかすごい名前がごろごろ出てきた気がする。

「恐怖を感じるのは生き物としては当然だ。だが、その恐怖にどう立ち向かうのかはそれぞれだ。時には負けることもあるだろう。だがあえて言おう。諦めるな!!諦めたらそこで終わりだ。諦めない心が成長するための材料だ。そしてどうしても無理なら、オレを呼べ。伊達に雷帝を名乗ってない」

「くすっ、それ前にも聞いたよ」

「ああ、何回でも言うさ。意地っ張りが多いからな。素直に助けてって言ってくれる奴が居ないんだよ。オレとしては頼ってくれた方が嬉しいんだがな」

ゼオンは苦笑しながら砕いた氷を流し台に放り込んでいく。

「さて、そろそろ眠るといい。明日からも大変だぞ」

「うん。でも、また今日みたいなことにならないかな?」

またあの姿がチラついたら、あれ?

「大丈夫だ。きっとイッセーならな」

そう言ってゼオンが頭を撫でてくれる。この感じ、何処かで。そう、私のピンチに颯爽と現れて私を守ってくれたような。そんなことはないはずなのに、何故かそう思えてしまう。

「うん」

ゼオンに促されるまま部屋に戻ってベッドに入る。私、本当にどうしちゃったんだろう。もしかして本当に、ゼオンに惚れちゃったのかな。確かに格好いいし、優しくて強いけど、私なんかと全然釣り合わないし。女の子らしいところなんてほとんどないし。あれ?おかしい。釣り合わないとかそういうことは思うのに、それでもって思う方が強い。えっ?もしかして本当に?いや、でも、そんな馬鹿な。私の夢は可愛い女の子やかっこいい男でハーレムを築くことだ、決してハーレムに加わるこ、と、じゃ……ない、はずだったのに。嫌じゃない、寧ろ侍らされる側の方がいいなんて、思ってる。ゼオンに甘やかされたい。あの手で撫でられて、あの腕に抱かれて、あの声で愛を囁かれたら。

顔が熱くなるのが分かる。今私の顔を見たら真っ赤に染まっている自信がある。自覚しちゃった。私、ゼオンに本気で惚れちゃってる。やばい、明日からどんな顔して会えばいいんだろう。周りにはばれない方がいいのかな?それとも正直に部長に言った方がいいのかな?どうしようどうしようどうしようどうしよう。誰か、たすけて〜〜!?

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