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ハイスクールD×D 雷帝への道程
今更思うけど電車男のスレ住民は真面目に優しいよね
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因の一つがオレっぽいからな」

「そうか。なら、オレからは何も言わないでおく。お前に判断を任せる。フォローに不安があるならグレイを呼び寄せても構わん」

「いや、もう少しなんとかやってみるよ。ただ、戦闘に関しては最悪外すのも考えておいてくれ。中途半端なままだと死ぬかもしれないからな」

「それもお前に任せる。デュリオからの許可も取ってある」

「任された。そっちはどうなんだ?」

「うむ、少しやりすぎたみたいでな。イッセーが使い物にならなくなった」

「何をやってんだよ!?」

「うむ、昨日の殺気をぶつけたのがまずかったようだ。集団に対して放ったからな、イッセーだけ無意識下のトラウマになってしまったようだ。もう少し強いか、逆に弱ければこんなことにはならなかったのだがな。一定以上の殺気を浴びると錯乱してしまうようになった」

「おいおい、どうするんだよ」

「夢渡りしかないだろうな」

「夢渡りか、大丈夫か?トラウマに対する夢渡りはかなり危険なんだろう?」

夢渡りは文字通り他人の夢に潜る術だ。夢とは無意識下の領域、その領域に巣食う元凶を直接攘うことでトラウマなどを取り除くことや本音を引き出す術だ。ただし、術者は魂魄自体で夢に潜るため傷つけられると本体も消耗する。

「だがやるしかない。くくっ、久しぶりに全力で戦えそうだな」

「負ける心配してないが気をつけろよ」

「無論だ」




sideゼオン


深夜、全員が寝静まった中、イッセーの部屋から魘される声が聞こえたのを確認して部屋に入る。そのままベッドの横に椅子を移動させて座り、手を握って夢渡りの術を発動する。浅い部分に元凶は見当たらない。深い部分にまで一気に潜る。そして見つける。あの時と全く同じシチュエーションでちょうどクリアの姿をしたオレがイッセーたちの前に立ちふさがるところだ。クリアが右手を上げる前に殺気でバタバタと倒れていく役者たちの前に素早く降り立ちマントを広げて防御の体制をとる。次の瞬間、バカみたいな大きさの魔力弾が放たれた。

「ちっ、ラシルド、ザグルゼム、ザグルゼム、ザグルゼム!!」

ラシルドを三回のザグルゼムで強化して跳ね返す。予想以上の攻撃力だが、それだけイッセーが恐れているということだ。が、これぐらいなら想定の範囲内だ。むしろ本物のクリアの方が強い。

「ぜ、オン?」

「安心しろ、オレが守ってやる」

安心させるように軽く頭を撫でてからクリアに相対すると同時にリミッター全てを解除する。

「後悔させてやるぞ!!シン・ドラグナー・ナグル!!」

最強の肉体強化呪文を発動させて懐に飛び込む。クリアもそれに反応するが遅い。抉るようにレバーブローを叩き込み、くの字に曲がったことで下がった顎
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