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ソードアートオンライン〜四重奏〜
No,04
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「不思議ね・・・生まれてからずっとこの世界で生活している気がする」
「俺も向こうの世界のことをまるっきり思い出さない日がある。俺だけじゃない。最近はクリアだ脱出だって血眼になる奴がほとんどいなくなった」
「それだけじゃない。攻略のペースそのものが遅くなり始めてる。なじんできてる。この世界に・・・」
今、攻略組に所属しているのは500人足らず。確実に減ってきているのだ。
「でもまあ、残りは約4分の1だから、もう少しで帰れるさ」
「お前はいつも前向きだな」
「よく言われるよ」
と肩をすくめて見ると二人は声を上げて笑った。



「で、キリト君はギルドに入るつもりはないの?」
「え・・・!?」
「あ、それ俺も言おうと思ってた」
キリトはいまだソロプレイヤーだ。
「ベータ出身者があまり集団になじまないことはしってる。でもね、70層を過ぎたころからモンスターのアルゴリズムにイレギュラー性が増してきてる気がするんだ・・・」
「俺もそう思う。いつでもどこでも緊急脱出できるわけないだろ。パーティーを組めば格段に楽になるぞ?」
と俺はアスナに同調するがキリトは
「安全マージンはとってるから。ギルドはちょっと・・・」
と嫌がる。
「ならしばらくは私と組みなさい。攻略パーティーの編集責任者として君が噂通り強い人なのか確かめたいし。あと今週のラッキーカラー黒だし」
「ラッキーカラーは関係ないと思うけどいいと思うよ」
「え・・・、でもお前ギルドは・・・?」
「うちスキル上げのノルマないし」
「ご、護衛の二人は・・?」
「置いてくるし」
「キリト、いいじゃん。せっかく誘ってくれてるんだからさ」
「で、でも・・・」
「いいから。決定ね」
とアスナは押し切るとキリトに
「明日、朝の九時に転移門前集合ね」
「はあ」
キリトは気のない返事をした。俺は部外者だから
「キリトがんばってね〜」
と意味のなさない応援をしてこの話は終わり。

に、なるはずだった。

「何いってるのよ。レイン君も当然一緒よ?」
・・・。
「・・・え?」
ま、まったく意味が解らないんだけど?
「申し訳ございませんがもう一度」
「だから、明日レイン君も一緒に行くよって言ってるの」
「・・・え?」
耳に言葉が入るまで約0.1秒。
脳で理解するまでに約3秒。
理解した瞬間。
「ええええええええええええええええええええええええええ!!!!????」
絶叫。
「う、うるさいぞレイン」
「だだだだだだって!!」
と取り乱す俺。嫌だよ。だって
「俺は人の恋を邪魔・・・ゴファ!?」
途中でさえぎられたのはアスナによって壁にたたきつけられたから。
「それ以上言ったらもう一度叩き付けるわよ」
と脅され(おかしいなあ?アスナってこんな
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