暁 〜小説投稿サイト〜
ウイングマン バルーンプラス編
1 3人だけの戦い
[6/14]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ではダメですね」
美紅も桃子も一筋縄でいかないことはすぐにわかった。
「頑張れ〜!」といったギャラリーの黄色い声援に軽く応えた。
「フォーメーション組んでいくよ!」
アオイの掛け声と共に、再び攻撃を開始した。
今度は美紅のキックから、桃子、アオイという流れ。
そして、そこからすぐに美紅が再びキックを放った。
今までの流れよりも一段階多い。
この攻撃を受けてバルーンプラスも一瞬ひるんだ。
「その調子よ!」
アオイの掛け声で、もう一度フォーメーションを仕掛けた。
しかし、今度は同じようにはいかなかった。敵も警戒していたのだ。
ギリギリのところでキックは避けられてしまった。
さらに応戦が。
バルーンプラスは美紅の胸部に向けて、反撃の一打を放った。
手のひらで気功を放つかのように押し返した。
「きゃあっ!」
吹っ飛ばされた美紅は着地に失敗し、地面に尻餅をついた。
「美紅ちゃん大丈夫?」
桃子とアオイは美紅が心配で振り返った。
その時、桃子は一瞬、美紅に違和感を感じたのだが、すぐに気のせいだ思った。
美紅はすぐに立ち上がったのだから
美紅自身も、一撃を食らった瞬間こそ痛みはあったがコスチュームがディメンションパワーで守られているで肉体的なダメージはほとんどなかった。
しかし、桃子の感じた違和感は間違いではなかった。
美紅の胸が、みるみる膨らみ始めたのだ。
「え〜、なに、それ!」
桃子も美紅の胸が大きくなっていることに驚き、自分の胸を思わず触ってみた。
自分の胸の変化はなかったが、美紅に唯一勝っている自信があった自慢の胸の大きさを美紅の胸がみるみる追い抜いていった。
15歳という年齢から言っても決して大きいとは言えない美紅の胸。しかし、今は桃子やアオイの胸よりも明らかに大きくなっていた。
しかも、今も成長している。風船でも入っているかのように膨らんでいいっている。
「お、お、おおおおおおおっ!?」
ギャラリーもこの展開には大喜びだ。
平日の昼間なのに、なぜか男性が多かったというのも、この盛り上がりに拍車をかけた。
ギャラリーの視線は美紅の胸に集中した。
「美紅ちゃん、グラマーっ!?」
美紅の胸の巨大化はGカップくらいになっても止まらない。
そして……
パンっ!
いきなり破裂した。




3.
破裂音にびっくりして、再び美紅は尻餅をついた。
破裂の衝撃自体は大したことはなかった。しかし、その音の大きさは驚くには十分だった。
「な、なに……!?」
アオイも桃子もそばで鳴った大きな破裂音に衝撃を受けて、耳がツーンとした。
少しの時間、放心状態になってしまうほどだ。
しかし、それとは対照的にギャラリーは大いに盛り上がっていた。
破裂音はもちろん、ハプニングなどではなく、演出だと
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ