1話 調練
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うだな。まったく貪欲な奴だよお前は。ならば、近々他の新兵と合同訓練をさせてみようと思うのだが、構わんか?」
「願ってもない事です。兵士たちにとって、自分たちの力が実感できる良い機会となるでしょう」
「決まりだな。追って連絡を入れよう」
「お願いします」
すぐに話はまとまった。合同訓練をする機会がもらえるのならば、それは有りがたい事だった。相手は誰になるかはわからないが、ユン・ガソルの将である。それを相手に自分の麾下がどこまでやれるか見極める、良い機会だったのだ。自分自身の力を確かめる機会でもある。
「とは言え、此方は新参者だ。相手の胸を借りつつ、可能なら叩き潰しに行こうか」
静かに呟いた。新参者だからと言って、此方には遠慮をする気持ちは無い。ただ自分の成すべき事を成し、麾下達を信じるだけである。無様な姿だけは見せられない。そう、思った。麾下の訓練を可能な限り施そう。そんな事を思いつつ、訓練の再開の合図を出した。
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