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イナズマイレブン〜クロスライジング〜
接戦!木戸川戦!後編
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「ペ、ペガサスが…フェニックスになって翔んだ…!?」

「くっ…ちくしょおおおおっ!!」

ピッピッピイイイイイッ!!

そしてここで試合終了!
この激闘を制したのは雷門中、ついに世宇子の待つ決勝の舞台へと駒を進めるのだった。

「やられたよ…素晴らしい技だった」

「西垣…!」

「あれはお前達と円堂の技だな…一之瀬が不死鳥となって甦った、ザ・フェニックスだ…!」

あの土壇場でトライペガサスを進化させた3人に、脱帽する西垣。

「……」

「…もしかして笑いに来た?みたいな」

そしてがっくりとうなだれていた3兄弟に歩み寄る豪炎寺。3兄弟の健闘を称えて握手を交わそうとすると3兄弟はその手を払いのけてしまう。

バシイッ!

「僕達3兄弟はあなたを超えてみせると誓い合った!」

「トライアングルZは最強のはずだ…!なんで勝てねえんだよッ!!」

「確かにお前達はこの一年、必死に練習した。ただお前達は、3人で豪炎寺を…雷門中を倒そうとした。でも彼らはチーム全員の力で戦った。豪炎寺1人がいるというだけで、勝ち負けが決まるようなもんじゃないのさ」

やり場のない気持ちを抱えて声を荒げる3兄弟、そこへ現れたのは木戸川の二階堂監督だった。

「二階堂監督…」

「豪炎寺、この一年でお前は大きく成長したな…先生は嬉しいよ」

「去年のこと…みんなに迷惑をかけてすいませんでした」

「…妹さんの事故のことなら、知っていたよ」

「「「…?」」」

「しかし、どんな理由も言い訳にならないって思ったんだろう?だから黙っていなくなった…そうだな」

「……」

「でも今日の戦いで、お前が逃げ出したりするような奴じゃないって分かったはずだ。こいつらにも」

豪炎寺から何も聞かされていなかったにも関わらず、妹の事故のことをすでに察していた二階堂監督。

さらに黙って木戸川を去った豪炎寺の心の内まで、正確に把握していた。大した人物だな、二階堂監督。

「監督…」

「もういいんだ…気にするな」

「…はい…!」

「ご、豪炎寺…正直すまなかった」

「あなたを誤解していました…」

「去年の負けはお前のせいじゃない…お前一人に頼っていた俺たちがいけなかったんだ」

3兄弟も今の話を聞いてすっかり考えを改めたようで豪炎寺に詫びる。

こいつらも1年という短期間で、バックトルネードとトライアングルZを身につけるほど猛練習したってことはサッカーに対する思いは本物なんだろう。

「ついにここまで来たな…次は世宇子との決勝戦だ」

「ああ…!」

ついに決勝進出を決め、世宇子との戦いに闘志を燃やす俺たち。

しかしその時、円堂が自分の右
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