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DIGIMONSTORY CYBERSLEUTH 〜我が身は誰かの為に〜
Chapter2「父を探して 山科悠子の依頼」
Story7:初仕事はご近所回り
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を出ようとしたところに、バイトのメイドさん―――サっちゃんがそう言ってきた。なんだかんだ、仕事はしっかりやるんだな。

 「K−カフェ」の入り口の扉をパタン…と閉める。これで一通り、挨拶回りは済んだだろう。頼まれた「コーヒー豆」も手に入ったし、そろそろ事務所に戻ろうか。


 しかし、暮海さんはいつもこの豆を買うんだよな。つまり、この豆を使って“あのコーヒー”を作り上げるという訳で……
 今度は、どんなコーヒーが出てくるのだろうか。そんな未来を想像してしまい、俺は気分を落ち込ませてしまう。

 そうして俺は少しナイーヴな状態のまま、事務所へ戻ることとなった。





 
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