マブラヴ
1098話
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着地する。
周囲にあるのはセンスのいい家具の数々。ただし、今の落下の衝撃で砕け散っているものが多い。
どんな偶然が働いたのか、ソファに座るようにして落ちた自分に首を傾げつつ、近くにあった鏡の破片へと視線を向ける。
そこに映し出されているのは、10代半ば程の少年の顔。
赤い髪に、白人風の顔つき。
自分の顔に手を触れると、鏡の中でも同じように自分の顔へと手を触れている。
なるほど。これが自分の顔か、と納得していると、やがてドタドタという音が聞こえてくる。
この部屋の扉の前で止まると、扉を開けようとして失敗。
何度か叩いてそれも失敗したとなると……次の瞬間には扉が吹っ飛ぶ。
そうして姿を現したのは、黒いロングヘアーをした女。
年齢は自分よりも多少上だろうか。
だが鏡に映った顔と同年代であるのは間違いない。
何やら頭を掻きむしって……それも一段落したところで、こっちを見て口を開く。
「それで、あんた何?」
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