3部分:第三章
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。
「そうよ」
「だったらずっと言わないでよ。それでおらと一緒にいて」
「一緒に」
「そう、ずっとだよ」
つうを包み込む言葉でした。
「ずっとね」
「わかったわ。ぞれじゃあ」
また頷きます。そのうえでの言葉でした。
「言わないわ。ずっとね」
「そう、ずっと一緒だよ」
笑顔でつうに告げた言葉。この言葉はつうの言葉に残りました。それでずっとずっと。何時までもよひょうとつうは一緒に幸せに暮らしたのでした。そのことだけは言わずにお互いに優しく。そうして暮らしていったのでした。二人一緒に。
夕鶴 完
2008・4・11
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