19話
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くれたおかげで冷静でいられたし、思わず「よし、会社乗っとろう。シャルルの親父裁判に引っ張りだしてボコボコにしてやろう」とか言いそうになったし、第一、自分の娘にそんな扱いをする親が許せない。実の血の繋がった娘をそんな風に扱うとか屑だろ。ああ、腹が立ってきた。それにー
「泰人?泰人大丈夫?」
「ん??あ、ああ悪い考え事しててな」
一人で考えてたから全然気がつかなかったな。
「俺も食い終わったしそろそろ片づけッ??」
と、席を立とうと目の前を向いたらシャルルが俺をじっと見つめていた。
「・・・泰人何かあった?」
「いや?何もないよ?」
そう返すので精一杯だったが、幸い、そっか。とだけ返してお盆をくれた。
「じゃあなシャルル。一夏に礼、言っとけよ」
「うん。泰人もありがとう」
「俺は何もしてねえよ」
「ふふ。そうだね」
照れ隠しに出て行った俺だが、この後一夏に恨まれるのだった。
ーシャルルー
私の事情を、話したときに一夏は怒ってくれてたけど泰人はなにか、考えていた。けど結局言わずに笑っていたけど、あのとき、見間違いなのだろうか。泰人の目が何か写っていたような。そして、2人だけのときには、万華鏡のような形になっていたような。
「まあ、気のせいだよね」
そういい、私は一夏が帰ってくるのを待っていた。
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