暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第1話 小猫グルメ世界へ、未知なる食の冒険の始まり
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『異次元七色チョウ』…この世界でもこの一匹しか見つけられていない非常に珍しい蝶だ、原理は分からないがこの蝶は二組のペアがあるらしく触れた物体をもう片方のペアの近くまで瞬間移動させる性質があるみたいんだ、どうしてあっちの世界にもう一匹がいたのかは分からないんだけどな」
「じゃああっちの世界には帰れるんですか?」
「ああ、ちゃんと帰れるよ。そこは安心してくれ」
良かった、流石に帰れなかったら大変ですよね。
「一誠様…」
突然第三者の声が後ろから聞こえた、私達が振り返るとそこにはスーツを来たサングラスの男性が立っていた。
「一誠様、お久しぶりです」
「アンタは確かIGOの…」
どうやら先輩のお知り合いの方みたいです。
「先輩、この人は…?」
「ああ、この人はさっき言っていたIGOの関係者だ」
「お初にお目にかかります、私『IGO開発局食品開発部」』部長ヨハネスと申します」
ピシッとお辞儀をしながら私に名詞を渡してきた、礼儀正しい人だな。
「一誠様、今回はIGO主催のグルメパーティに出されるメインデッシュの食材の捕獲依頼に参りました。」
「おいおい、IGOには専属の美食屋がいるだろ?どうして俺なんだ?」
「今回捕獲して頂きたいのは『ガララワニ』です」
「何、ガララワニだと!?」
先輩が驚いた表情を浮かべる、ガララワニ…?
「はい、発見が困難な上、その生態も謎に包まれており戦車でも仕留めるのが難しいと言われている非常に凶暴な猛獣です」
戦車でも仕留められないって…もう怪獣じゃないですか…
「一切れ十万円はするという最高級の食材、プリップリの高級タラバガニと霜降り脂たっぷりのA5ランクの高級和牛をあわせたような肉の旨み…ジュルリ…たまんねえな!」
高級タラバガ二とA5ランクの高級和牛をあわせた肉…ジュルリ、私も何だか食べたくなってきました。
「では…」
「ああ、その依頼俺が受けるぜ、ガララワニ…相手にとって不測はねえ!!」
「あの、先輩…」
「ああ小猫ちゃん、悪いが俺はこれから依頼なんだ。小猫ちゃんは元の世界に……」
「私も連れて行ってください」
「…はあ!?」
私の言葉に先輩は驚いた顔になる。
「小猫ちゃん、これは危険な事なんだぞ、命の保障はできねえ。それでも来たいって言うのか?」
「はい!」
「…そっか、なら付いてこいよ」
あれ…?予想よりも早く折れてくれた…?
「『思い立ったら吉日、その日以降は全て凶日』ってな。小猫ちゃんが決めたことだ、俺はとやかく言わねえよ」
「それじゃあ…!」
「一緒に行こうぜ、小猫ちゃん。ガララワニが生息する
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