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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第1話 小猫グルメ世界へ、未知なる食の冒険の始まり
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にその魚目掛けて大きな五つの尾を持つ大鷲が魚にその鋭い爪を付き立てた。
「あ、ソイツは俺の得物だぞ!」
先輩は釣竿を大きく振り回し魚と大鷲を地面に叩き付けた、何て筋力をしてるんだろう…
「うは〜、ザリガニフィッシュにつられて五ツ尾オオワシまで捕獲できるなんてな、こりゃついてるぜ!」
あの屈託のない笑顔、やっぱりイッセー先輩だ…!
「イッセー先輩!」
「なッ!こ、小猫ちゃん!?」
私は勢いよく先輩に飛びついた。
「良かった……イッセー先輩に会えて……」
「小猫ちゃん、どうしてここに……って泣いているのか?」
……正直に言えば怖かった、得体の知れない場所に一人で来てしまって心細かった、だからイッセー先輩に会えて嬉しかったんです。
「小猫ちゃん……ごめんな、怖い思いさせて…」
イッセー先輩も私をあやすように頭を撫でてくれる、先輩の手、大きくて暖かい……
私は泣き止むまで先輩に頭を撫でてもらいました。
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「小猫ちゃん、もう大丈夫か?」
「はい、ごめんなさい、いきなり泣き出してしまって…」
「いや今回は俺が悪かった、まさか鍵をかってなかったとはな…」
数分後、泣き止んだ私はイッセー先輩が急に休んだこと、心配になった私は先輩の家に行った事、先輩の家で不思議な蝶を見つけた事、そして気が付いたら見知らぬ場所にいたこと、全て話した。
「先輩、ここは一体何処なんですか、さっきの生き物も見た事が無いし…」
「…小猫ちゃん、今から話す事は誰にも言わないでほしい、例えグレモリー先輩でもだ」
先輩は普段はあまり見せない真剣な顔で私にそう言ってきた、恐らくとても重要な事なのかも知れない…
「…分かりました、これは私と先輩だけの秘密にします」
「よし…まず最初にここは俺達がいた地球とは全く異なる世界だ」
……えっ?予想を遥かに超える先輩の言葉に一瞬思考が停止しちゃいました。
「驚いただろう、でも事実なんだ。現にさっき見たザリガニフィッシュや五ツ尾オオワシなんて今まで見た事が無いだろう?」
確かにあんな生き物は今まで見た事が無かった。
「この世界の地球は俺達がいた地球の何百倍も大きいんだ、これを見てくれ」
先輩は懐から大きな地図を取り出した。
「この地図の中心が『人間界』、つまり人間が生きている場所でこの人間界を囲む広大な未開の地『グルメ界』が存在するんだ」
「グルメ界…?何だか美味しそうな名前ですね」
「ああ、実際昔はグルメ界っていうのは未知なる食材に溢れた楽園と呼ばれて
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