本編 第二部
「沈黙する世界」
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
でも神様の一人なんやで?ほれ、賢ちゃんが小さい頃助けた子狐や、いうたろ、受けた恩はわすれんて」
「おまえ、神様だったのか?子狐ってあの時の?」
「そうや、わいは稲荷神社のお稲荷様や、ようやっと恩返しができそうや」
「そうか、その耳と尻尾はおまえ、そうかそうだったのか」
「やっと気づいてくれはったんやな。おおきに」
「おまえ、ほんとうはものすごいコテコテのコスプレイヤーだったんだな」
「は?なんやて?」
「いやあ、お笑いが好きでお調子者でこいつには絶対なにかかくし芸があると期待していたら、おまえこんな大事な日にボケかまさんでもいいだろ」
「ほんまにアホなやっちゃな、おまえ、まあいいわい、そういうことにしといたる、こうなったらおまえに死んでも死にきれないような恩返しせにゃお稲荷の名折れや!見とけや大阪お稲荷十七代目の生き様を!」
「おお、演技も堂に入ってるな、さすがだ、島!」
「ほんまにうちらいいコンビになれるで賢ちゃん」
「豊村さん、私が戦闘機に乗りながら全世界にある結界の拠点からの力を全部集めるからそこを突破して」細川さんだ。そうだ時間は刻一刻と迫っている。全世界の結界の力をここに集結させておける時間は少ない。今は一刻を争う時なのだ。
「よし、みんな全機搭乗!13;00時に作戦を開始する」
「おー!」
「それじゃあ、高町さんに大橋さん、それとおじいちゃん、ここはまかせたからね」
「はい、私の戦略ならばたとえ敵が悪魔か天使でもこの空母は守りきって見せます」
「あたしは馬鹿力しか取り柄がないしさ、でも天光からすごい武器もらったんだ。だからここは任せて!」
「わしと全国の拳士も結託して動いとる大丈夫じゃ、気にせず言って来い」
「ああ、分かった」
「全機オールグリーン!いつでも行けます!!」
「みんな、いまになっていうけどここまで一緒にきてくれてありがとう。そしてこれからもみんなと楽しくやるために行こう!みんな!」
六機の戦闘機はいきよいよく逆巻く風の中に飛び出していった。
作戦は始まった。全世界に暗号で伝達が行った。それが全ての合図だった。
「結界集束、今からあの分厚い気流の層に穴を開けます」
目の前の壁が掻き消えるようになくなっていくそして向こう側が見えた。その時だった。その場にいたものは全員凍りついた。巨大な風穴から大きな目がぎょろりとこちらがわを何かが見てる。まるで風穴のむこうは無限の空間のように広がっていてものすごい巨大な何かが次元を超越してこちらがわを威圧しているようだ。ところどころの暑い皮膚からは膨大な量の海水が巨大な滝になって流れ落ちている。
「リヴァイアサン!!」
「豊村さん、あちらがわどうやら次元が歪曲して広がっているみたい。つまりあちらがわとこちらがわでは惑星と銀河全体くらい広さが違
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ