暁 〜小説投稿サイト〜
フェイト・イミテーション ~異世界に集う英雄たち〜
ゼロの使い魔編
第二章 天空の大陸 アルビオン
エピローグ:懺悔
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れは・・・う〜む」
「・・・・・」
「あ、あれ?お二人とも意味が分かっているんですか?」
「いやルイズ、そんなに難しい話ではないと思うんだが・・・」
架が若干呆れて言い、どうやら理解できてないのは自分だけと気付いたルイズは「え、え〜と」と言いながら視線をアチコチに移している。どうやら本当に分かってないらしい。
はあ〜、と嘆息しながらヴァロナが答えを示した。
「残るは一人。後一人で七人揃う。つまり
俺
(
アサシン
)
と
コイツ
(
セイバー
)
を含めて六人のサーヴァントが既にこのハルケギニアに現界してるってことだろ。」
「・・・・・・えええええ!!!??ちょちょちょ待ちなさいよ!それって「「「(声が大きい!)」」」すみません・・・。」
数秒遅れてようやく理解したルイズが大声を上げた。そのままの声量で問い詰めようとしたら三人同時に「しーっ!」のポーズをとられ、しゅ〜んと萎んでしまった。
「しかし、問題なのはその六人の情報をレコンキスタが握っているということですが・・・」
「もしかしたら、残りの四人ともそのレコンキスタの傘下にいるのかもしれませんね。」
「!そんな・・・」
コルベールが口にした可能性は正に最悪の状態である。
一人いれば一国の軍隊に匹敵するとされるサーヴァントが四人もいるとなると、このトリステインはたちまち侵略されてしまう。いや、侵略ならまだマシな方かもしれない。下手をすれば、トリステインの人間は全滅し兼ねない。
だが、この意見に対してヴァロナがポツリと言った。
「いや、それは多分ないとは思うがな。何せ奴らの―――」
「?どうしたんだ、ヴァロナ。」
「・・・いや、何でもない。まあでも四人もいれば今更セイバーを引き込もうとしないだろ。その可能性は低いってことだ。」
「あ、ああ。」
言いかけたところで、変にはぐらかした。架とルイズは続きを待ったが、ヴァロナはそれっきり話す気はなくなったようだ。
コルベールはそれを悲しそうな表情で見ていたが、仕切り直すように「さて!」と声をあげた。
「ともあれ、今は考えていても仕方がありません。ミス・ヴァリエールとカケル君は、ゆっくり休んで下さい。何か新しい情報が入れば、すぐにお二人にお伝えましょう。」
「は、はい。分かりました。」
「そういえばヴァロナ、例の件ありがとな。」
「いいさ、ただし貸しだ。覚えておけ。」
「わ、分かった。」
こうしてこの場は解散となった。
二人と二騎による会議が終了し、架たちが帰った後もコルベールとヴァロナは座って押し黙ったままだった。
「また、隠し事ですか?」
「・・・・・。」
やがて、静かにコルベールが話しかけた。が、ヴァロナは反応しない。
「
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